午前中のみのバイト・パート
仕事以外に時間が欲しい
看護師の短時間勤務のメリットは、資格を活かして収入を得ることができる上に、仕事以外の時間も確保できることでしょう。
特に「午前中のみ」といった働き方は、1日のうちで午後以降の比較的長くまとまった時間を、仕事以外にあてることができます。
- 子育て
- 家族の介護
- キャリアアップのための資格取得
- 趣味
子どもや家族との時間を大事にしたい、家庭を第一にしたいという思いからこうした働き方を選ぶナースもいます。
短時間勤務でしか働けない理由がある
前向きな理由ばかりでなく、看護師として働くこと以外にもしなければならないことがあり、どちらも両立させたいと悩みながらこの働き方を選んでいるナースも少なくありません。
- 子育ての援助が得られない
- 家族の介護がある
- 心身的な問題がある
仕事を始めるとどれぐらいの負担が自分や子ども、家族にかかるかわからないという不安や、子どもの預け先の問題、保育園や学童などのお迎え時間との兼ね合い、子どもが病気になった時、自身の通院治療など様々な理由を考慮しての選択です。
午前中のみのアルバイトやパートは、比較的時間に余裕が持てますのでこうしたことに対処しやすいと考えて選んでいるのです。
核家族化や保育園の待機児童の問題、ブランク開けからの不安などから、小さな子どもを持つママさんナースを中心に「午前中のみ」の働き方を希望する看護師も多くなっています。
求人に対する競争率が高い
午前中のみでよいという勤務は、求人自体、頻繁にあるわけではありません。
また、こうした働き方を選ぶ場合のデメリットとしては、競争率が高くなることをあげることができるでしょう。
午前中のみのバイト・パートを希望するのであれば、情報を見逃さないことと同時に、日ごろからいつでも応募したり働いたりできる「準備」をしておくことも大切です。
夕方のみのバイト・パート
空いている時間を有効活用したい
夕方のみの看護師のバイト・パートのメリットは、日中の活動的な時間帯を自分の時間として使えることです。
日中は家事や自分の趣味、資格取得のための通学の時間に使いたいけれど、夕方からは時間が出来るから働きに行きたいという看護師もいます。
なかには、午前中や日勤帯で他の職場で仕事をし、それに加えて夕方のみのバイト・アルバイトをするというダブルワークをしている看護師もいます。
夕方のみのといった働き方をしている看護師は、空いている夕方の時間を利用して収入を得ようと考えている場合が多くなっているといえます。
求人に対する競争率が低い
看護師の夕方のみのパート・アルバイトは、希望者が少なく採用されやすいというメリットがあります。
いくら男性の看護師が増えてきているとはいえ、パート・アルバイトとして働く看護師の多くは女性です。既婚者や子育て世代を中心に、子どもやパートナーの帰宅時間や夕食とも重なる夕方からの時間帯は、働きにくい時間帯の一つともなっているからです。
ママさんナースを中心に、午前中のみの勤務を希望する場合が多くなっている反面、クリニックや訪問介護などを中心に、夕方からの人手が確保しづらくなっています。なかには、時給をアップするなどして看護師を確保しようとしている施設もあり、短時間で効率よく収入を得ることもできやすい状況となっています。
辞めたい時に辞められない
クリニックで週2~3日の夕方のみのパートで働いていた看護師が、常勤で別の仕事が決まったので辞めたい意思を伝えた際、人手がない、次の人がなかなか見つからないからと引き留めにあい、後味の悪い思いで次の職場に移ったという例があります。
夕方のみのアルバイト・パートでは、こうしたデメリットも念頭に置いて働く必要があるでしょう。
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