IFA認定アロマセラピストとは

どんな資格？

IFA認定アロマセラピストは、英国IFA（国際アロマセラピスト連合）による、アロマセラピーにおける国際的な認定資格です。

ストレス社会といわれている現代、リラックス効果や感情、精神的な安定など、「香り」がもたらす効果は高い注目を集めています。そのため、アロマセラピストの養成、認定には、小さなものまで含めると、多くの養成、認定機関が存在しているのが現状です。

その中で、IFA認定アロマセラピストは、最も歴史が長く、世界中で多くの会員を持つ団体が認定する資格として、アロマセラピー分野において、最も権威ある認定資格のひとつとなっています。クライアントの個別性を重視し、セラピーを行ってくIFAのアロマセラピーは、癌などの末期患者に対する緩和ケアなど、医療分野においても注目を集めています。

認定先

IFA（国際アロマセラピスト連合）です。IFAは、アロマテラピーの普及、教育を目的とする国際組織として世界で初めて、1985年、英国において設立されました。

資格保有者数

国際的な認定資格として、日本国内のみならず、ヨーロッパ各国、北米、南米、アジア、南アフリカなど、世界各国に資格を保有する会員がいます。

難易度・合格率

合格率はIFA認定校により異なります。筆記試験においては、全て記述式となっているため、難易度は高めです。IFA本部試験の前に、認定校独自の校内卒業試験に対する合格を課しているスクールが多くなっています。

IFA認定アロマセラピストの資格を活かせる職場

アロマセラピーを行うサロンでの施術者や運営者、養成校の講師、精油などを扱う生活雑貨店での接客や販売などが一般的となります。

看護師などの医療分野における専門的な資格を持っている場合であれば、医療現場においても資格を活かすことができます。病院、ホスピス、介護施設をはじめとする福祉施設、在宅ケアなど今後、活躍の幅は広まっていくものと考えられます。

IFA認定アロマセラピストの将来性

近年、医療における治療においては、病気を治癒したり、症状を緩和したりする治療に対して、症状に対して処置を行う対症療法だけでなく、それに併せて行う補完・代替療法の活用が注目されています。

その中で、アロマの効果を利用して、「心」の部分に働きかけていくアロマテラピーも、こうした補完・代替療法のひとつとして、医療分野での需要が高まっていくことが予想されます。

さらに、IFAの教育課程では、個人のニーズに応じて、現在自分が持っている資格を更に高めていくためのアドバイスやサポートなども行っています。

IFA認定アロマセラピストのお給料事情

医療の分野でアロマセラピーが用いられている代表的なものとして、ホスピスをあげることができます。こうしたホスピスを持つ病院における常勤正看護師でしたら、月給25万円から30万円前後が相場となります。

また、在宅ケアを行う訪問看護でしたら、平均年収400万円前後となっています。

IFA認定アロマセラピストになるには《資格取得方法》

受験資格

IFAが認定する認定校において、所定の講義を受講し、受験資格を得ることができます。

受講内容は、講義を行なうIFA認定校によって、受講時間などに差異があります。理論、実技などで250時間を超えるカリキュラムを組んでいる所や、アロマテラピーの実技症例などホームスタディーを課しているスクールもあります。

また、IFA受験コースの受講には、国内のアロマテラピスト資格の取得を条件としているところや、看護師、医師などの医療分野での国家資格を保有していると、一部講義内容が免除になるところもあります。詳細は認定校により異なりますので、確認が必要です。

審査方法・試験内容

筆記試験と実技が行われます。アロマセラピーにおける理論、実技、マッサージ実技、解剖生理学や病理学、衛生学などの知識が必要となります。試験には、IFA本部から試験管が派遣されます。

受験日程

例年、2月と7月の年に2回行われます。筆記試験においては、日本国内同時に行われ、実技試験については、英国本部から派遣された試験管が、各認定校を巡回しながら行われます。

費用・会場

受験費用については、理論、実技とも各£75となっています。その他会場費用などの諸費用が発生する場合もあります。会場については、IFA認定校において行われる場合も多くなっています。また受講料に、IFA試験受験料を含めて表示しているスクールも多くあります。

問い合わせ先

IFA（国際アロマセラピスト連合）もしくは、各IFA認定校