子どもを出産して、4歳から幼稚園に入園させました。上の子も下の子も同じようにしています。
入園させると、親は園の行事をお手伝いする役員の仕事が回ってきます。幼稚園3年間のうち、2回以上役員をする方もいれば一度もしない方もいる立候補制です。役員の仕事は様々ですが、行事によっては半日以上の時間を使ったり家事がおろそかになるくらいのハードさも伴います。
ですので、子ども一人につき一度はなんらかの役員をしましょうという雰囲気はありますが、みんながこぞってやりたがるわけではありません。
私も、長男が年長の時に役員をしました。幼稚園に恩返しの気持ちと、ママ友が少なかったですしお友達ができればという思いがあり立候補しました。初めての役員でしたが年長児の親ということでリーダーになってしまいました。頼まれると、つい引き受けてしまう性格があり、それはそれはハードな1年で、当事2歳だった下の子の成長の記憶がその1年だけあまり思い出せない位です。
小学校にも、PTA役員があります。これは、役員決めのはっきりとしたルールがあり、子ども1人につき6年間で1回は役につかなくてはならないというルールです。仕事をしているからとか、親の介護をしているからといった理由は免除対象にはなりません。
各役員のリーダーになれば、子どもが何人いようとも役員は1度で良いというのもあります。ですので、よく3人以上お子さんがいるご家庭では、リーダーに立候補する方がいらっしゃいます。
まだ小学校の役員はしていませんが、役員経験者の話では幼稚園ほどのハードさはないそうです。
このように書くと、役員って大変だな、できれば避けてとおりたいと思うのですが、大変なばかりではありません。役員活動の中で、得るものもたくさんありました。
それは、ママ友の存在の有り難さです。幼稚園の役員をしていたときは、公私にわたり助けてもらいました。子育ての悩みとご近所トラブルの悩みで大変落ち込んでいて、思わず役員の集まりの場で涙してしまった時、話を聞いてくれる人、そっとお茶を出してくれた人、いろんな方に助けていただき、それはそれは感謝しています。
私の母は、フルタイムの看護師をしていて役員は一切引き受けていませんでした。当時、その役回りは専業主婦の方が殆どこなしていたようでした。
母は母で、仕事仲間や近所に住んでいた兄弟姉妹、親が相談相手となっていたと思います。ですが、近所に親戚がいない私としては、子育てをするにあたって自分が体調を崩し、しかも夫は出張で帰らない・子どもはまだ小さくて、手がかかる等、どうしても急な助けがほしい時はママ友が頼りです。
何度か、幼稚園生だった長男に、「ママが具合が悪くてなんかおかしいなと思ったら、ご近所の○○君のお母さんの所に助けてくださいって、行きなさい」と話していました。
仕事を始めてからは、数時間子どもを留守番させる時など「何か困ったことがあったら、○○君のお母さんの所に行きなさい」と言っています。いざという時に頼れる方が、近所に3件ほどあります。
次男が1週間ほど入院し私がずっと付き添わなくてはいけないときがありました。その時は、県外に住む私の両親に来てもらい長男の面倒をみてもらいましたが、高齢の両親は私の周りの環境に慣れていないので何か困った時はご近所の方を頼るようにお願いしていました。
仕事を始めれば、尚更ママ友の存在に助けられます。ご近所さんや友達に助けて貰いながらなんとか子育てができていることを実感します。
ですので、役員をしたり、人間関係はわずらわしさも伴いますが、それ以上にギフトも沢山あるのだということを日々身にしみて感じています。
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