チャイルドマインダー

チャイルドマインダーとは

どんな資格？

日本では集団保育が基本で、数十人単位のお子さんを保育園や幼稚園で預かり保育を行っています。

一方、イギリスでは自分の家庭で育てる以外では全てチャイルドマインディングという方法で保育していて、イギリス発祥の保育制度を行うための資格です。平たく言えば少人数保育制度で、1名の資格者につき対応できる子どもの人数は1名から4名までと極少人数に定められています。

チャイルドマインダーは保育士と違い、保育園や幼稚園に就職するのではなく、自宅を保育所として開業する人・依頼人の家で保育をする人に分かれ、通称家庭的保育のスペシャリスト、個別保育のプロで、ベビーシッターともまた異なります。

因みにベビーシッターはアメリカ発祥であるため、国の在り方、子供への教育観念の違いが表れています。イギリス発祥のチャイルドマインダーは、保護者に近い立場でお子さんの教育・健康管理を行い、お子さんの家庭環境に準じて継続的に保育するものです。

日本はまだまだ保育士が中心で、保育士は国家資格、チャイルドマインダーは民間資格と言うのが大きな違いです。

チャイルドマインダーの資格を活かせる職場

自宅で独立開業、保育施設の開設など独立開業して働くパターンと、保育園、施設内託児所、保育サービス事業会社に就職するパターン、派遣会社への登録、幼児教室やスポーツクラブへの就職などがあります。

一般の保育園との連携し、保育園で預かることのできない病気のお子さんを預かったり、日曜祝祭日の保育を行い、融通を利かせるという活かし方があります。

チャイルドマインダーの将来性

チャイルドマインダーの働き方は保育業界でじわりじわりと需要が伸び続けていて、近年深刻になりつつある待機児童問題もあって、保育士以外の保育のプロが必要とされていているためです。

加えて、少人数保育の良さを認める親御さんが増えており、働きながら子育てしている親御さんにとっても需要が増える見通しです。

教育熱心な親御さんにとってすれば、保育園や幼稚園のような集団保育よりも、責任者が明確な少人数保育でお子さんを預けられることは安心できる要素となり、将来的に需要が伸びる可能性は大いにあるでしょう。

チャイルドマインダーの資格取得者のお給料事情

独立開業して個人事業主として働く場合は、その人の経営者としての資質が関わってきます。自宅を保育施設にする場合だと、時給1,500円、日給1万円から1万2千円くらいが相場です。月収に直せば30万くらいになるでしょう。

訪問型で働く場合、少し単価が落ちることになり時給700円から1,000円と言ったところです。8時間フル稼働で働くのなら日給6,000円から8,000円、月収に直せば20万円弱程度となります。

チャイルドマインダーの資格取得のポイント

チャイルドマインダージャパンの場合