介護福祉士とは
どんな資格?
介護福祉士については、社会福祉士及び介護福祉法第2条第2項にその定義が記されています。その内容によると、身体あるいは精神のハンディキャップが原因で日常生活を行うことが困難な人に対して介護を行うことができる資格のことを介護福祉士と言うようです。
自分自身が直接介護を行うだけではなくて、家族などでハンディキャップを持った人に介護を行う人に対するアドバイスなどもその業務に含めています。もちろんそういった仕事を行うために、介護に対する専門的な知識や技術が必要となっています。
認定先 | 国家試験に合格するなど登録資格要件を満たさないといけません。そこに名前、生年月日、登録番号、登録年月日、本籍地都道府県名、合格年月日などの必要事項を登録することとなります。登録先は公益財団法人社会福祉振興・試験センターで厚生労働大臣の指定登録機関です。 |
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資格保有者数 | 2014年7月現在、全国で約130万人。東京都の登録者数が多くて、約93000人。 |
難易度・合格率 | 国家試験の合格率は、2013年度で64.6%。2010年度までは50%程度の合格率だったのですが、最近は合格率が上がってきています。 |
介護福祉士の資格を活かせる職場
介護福祉士の資格を活かせる職場としては、介護福祉施設、介護老人保健施設、デイサービス、ショートステイ、グループホーム、小規模多機能型施設、有料老人ホームなど高齢者のお世話をする施設を思い浮かべがちです。
それ以外にも行政で介護の相談の仕事をしたり、社会福祉協議会や地域包括支援センターで働くなど介護福祉士の知識を活かせる職場はあります。訪問介護を行ったり、訪問入浴など、家を訪問して介護を行う場合もあり、派遣の介護福祉士として働く場合もあります。
介護福祉士の将来性
最近は、介護福祉士について学習する時の教育内容の見直しが行われています。看護と介護の業務の内容が似ていることから、介護福祉士の専門性についていろいろな意見が出ているからです。実習時間が大幅に増加して、専門性を高めるようにカリキュラムの見直しがされているようです。
介護の業界での人手不足は続いていて、それだけ介護福祉の業界は需要が伸びているということなのです。また、介護福祉士の業務と看護師の業務が似ているということは、看護師が介護福祉士の資格を取った場合、比較的介護福祉士としての仕事がしやすいということになるのではないでしょうか。
介護福祉士の資格取得者のお給料事情
給料については、年齢によっても違いが出てきます。介護福祉士の平均年齢は37.7歳です。平均月給は214500円で、賞与の平均が466600円です。平均の年収が3040600円です。
介護福祉士の資格取得のポイント
受験資格 | 介護福祉士になるには、「養成施設を卒業するコース」と、「国家試験を受験する方法」があります。養成施設としては、専門学校、短期大学、大学があり、現在は保育士養成施設卒業者が1年間の養成施設を卒業して取得するという方法もあります。
ただし、2015年からは養成施設を卒業した場合も国家試験を受ける必要が出てきます。国家試験を受験するには介護などの業務に3年以上従事する、高等学校の福祉科福祉コースを卒業するなどが必要となります。 |
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審査方法・試験内容 | 介護福祉士の国家試験は、筆記試験と実技試験があり、どちらも60%程度の点を取ることが合格基準です。合格基準は60%程度と記述しましたが、この60%という数字は問題の難易度によって補正されます。 |
受験日程 | 2014年度の介護福祉士の国家試験は、筆記試験が2015年1月25日(日曜日)実技試験が2015年3月1日(日曜日) |
費用・会場 | 筆記試験の会場は、北海道、青森県、岩手県など全国34ヶ所あります。実技試験については、北海道、青森県、宮城県、東京都など全国に12ヶ所。受験料は10650円です。 |
問い合わせ先 | 介護福祉士の詳しい内容を問い合わせるには、03-3486-7559の国家試験情報専用電話案内に電話します。その後ガイダンスに従って問い合わせをします。 |
詳細な情報がわかるURL | http://www.sssc.or.jp/index.html |
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