患者急変対応コース for Nurses

どんな資格?

看護師が、患者の状態が急変するよりも前に患者の状態の変化を察知し、すぐに適した処置を行えるのが患者急変対応コースfor Nursesです。看護師自身の力で、患者の急変に対して前もって対処できるスキルを学ぶことが目的です。

受講生とファシリテーターとの間でどういう点で患者を観察すれば患者の急変を見ぬくことができるかを話しあい、実際の患者の映像を見ながら考えます。急変に対応するシュミレーショントレーニングも行い、チームでディスカッションを行います。

認定先
日本医療教授システム学会(JSISH)

患者急変対応コース for Nursesの資格を活かせる職場

救急医療の現場で働くトリアージナースは、患者の状況を瞬時に判断して適切な処置を取れるように準備することが求められています。患者急変対応コースfor Nursesの資格を持っていれば、患者の状態が急変する前の兆候で判断することができます。一日に何人もの人がやってくる救急外来の仕事で、患者の状況を即時に判断できる看護師は非常に役立ちます。

集中治療室の看護師も常に患者の状態をチェックしなければなりません。集中治療室の患者は一番状態に変化が現れる時ですから、ちょっとした変化を見逃すことも許されません。患者急変対応コースfor Nursesの資格があれば、心肺停止などに陥る前に自前に状況を察知することができますから集中治療室の看護師にとってスキルアップの資格です。

患者急変対応コース for Nursesの将来性

救急医療の現場には、あらゆる理由で多くの患者さんがやってきます。看護師としては、それぞれの患者の様子を見て緊急度を判断し、緊急度が高い人から治療をする必要があります。

看護師はチームで行動しますが、チームでいかに早く患者の状態を見抜いて医師に報告し適切な処置をするための準備ができるかは、患者の命を守るために何より大切なことです。

しかし、緊急度の判断は難しいために体調が急変して救えなかった命が多いです。

患者急変対応コースfor Nursesは、患者が急変する前にどんな徴候があるかを学べる場所ですので、看護師はどの患者を先に診るべきかをすぐに判断できます。それによって多くの命を救うことができますから救急医療の現場には無くてはならない資格です。

患者急変対応コース for Nursesの資格取得者のお給料事情

救急勤務の看護師の仕事は病棟の看護師とそれほど違いはありません。手当を含めて月給の平均は30万円か40万円となっています。

年収にして換算しますと、400万円から500万円となります。病院によっては、患者急変対応コースfor Nursesを受講していた看護師には資格給としてプラスαされて給料を渡すこともありますから、資格を持っていて転職する場合は求人内容をよく読んでください。

患者急変対応コース for Nursesの資格取得のポイント

受験資格 臨床経験がある、または患者と接している看護師に受験資格があります。心肺蘇生法であるCPRの訓練を受けていること、AEDの訓練を受けていることが必要ですが、もし訓練を受けていなければコースを受講する前にCPRとAEDの講習を受けなければなりません。

また、事前テストも終了していなければなりません。

受講内容 受講者は少人数のグループに分かれて学びます。思考回路に導入、及び定着を学ぶmental change、行動変容の導入と定着を学ぶBehavioral change、そしてコミュニケーションなどをチームで行うチームダイナミクスを学びます。蘇生術を学ぶのではなく、急変に同対処するかの内容になります。

コースは2種類、プロバイダーコース、そしてファシリテーターコースがあります。ファシリテーターコースはプロバイダーコースが終わった後となります。

日程 2014年11月22日、29日
費用・会場 10000円
獨協医科大学越谷病院
問い合わせ先 学会支援機構
東京都文京区大塚5-3-13 小石川アーバン4F
Tel 03-5981-6011
Fax 03-5981-6012
詳細な情報がわかるURL http://npocats.sakura.ne.jp/cats/index.php