作業療法士(OT)とは
どんな資格?
作業療法士とは、英語で「Occupational Therapist(略称:OP)」とも呼ばれます。基本的に肉体的、精神的なリハビリを行い、日常に必要な能力を維持し、出来れば高めることが仕事です。
対象となるのは病気や事故、怪我が原因で障害を持ってしまった人で、医師の指示のもとでリハビリを行っていきます。リハビリ関係の資格は理学療法士、言語聴覚士などがあり、作業療法士はリハビリのうち手芸や工芸と言った日常生活に使う基本的な作業を使ってリハビリを行うのが特徴です。
認定先 | 厚生労働省 |
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資格保有者数 | 57,196名 |
難易度・合格率 | 国家資格の中では難易度が低い方で、高い年だと90%、低い年だと70%、平均して80%前後となっています。 |
作業療法士(OT)の資格を活かせる職場
医療施設
ここでは障害そのもの、もしくは障害から生じる能力の低下を改善することが目的です。医療施設は作業療法士の待遇が良く、給料面でも厚遇されているため、常に定員が満たされておりなかなか欠員が出ません。倍率は高くないものの、募集されることがあまりない職場です。
医療施設の中には、大学病院、総合病院、市立病院、精神病院、診療所・クリニックなどがあります。
社会福祉施設
ここでは障害から生じる能力を改善させ、現状を維持するなどの作業療法を行います。作業療法士と言えばこの職場が多く、身体障害者更生施設、精神障害者社会復帰施設、児童福祉施設、特別養護老人ホームなどがあります。
保健所、保健センター
障がい者が地域で生活するための体制整備、フォロー側としての仕事があります。また、障がい者が就労するための援助として、職業センターでの仕事などがあります。
新たな作業療法士を育成するために、作業療法士の養成学校や養成施設で講師としての仕事という選択肢もあります。
作業療法士(OT)の将来性
かつて作業療法士の数そのものが少なすぎ、人手が足りていませんでした。それが養成学校、養成施設の設立により数が増え、毎年順調に数を増やしています。
これから先、仕事内容が多様化し、作業療法士の数だけいろんな作業療法が増えていくことが期待できます。自分で新しい作業療法の在り方を作ることができ、将来性は明るいものとなっています。
作業療法士(OT)の資格取得者のお給料事情
正職員として働いた場合、現在の月給相場は23万円から27万円くらい、年収に直すと350万円から450万円くらいです。アルバイト、パート、派遣など、非常勤で働く場合は、平均して時給2,000円くらいが相場です。
特徴として、医療職であるため初任給は高めに設定されています。また、働く職場や部署、職場の規模によって給料が左右されやすいのが特徴です。全体的に極端に給料が悪いということはありません。
作業療法士(OT)の資格取得のポイント
受験資格 | 受験資格を得るためには2つのパターンがありますが、いずれも大学や専門学校などの養成学校を経る必要があります。
1つ目は、作業療法士養成学校もしくは養成施設で3年以上作業療法について修得していること、2つ目は海外の同様の学校や養成機関を卒業した後、作業療法士に相当する免許を取得しており、1つ目に相当する知識、技術を得ていると認定された場合です。 |
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審査方法・試験内容 | 筆記試験:一般問題、実地問題 口述試験及び実技試験 |
受験日程 | 筆記試験:平成27年3月1日(日曜日) 口述試験及び実技試験:平成27年3月2日(月曜日) |
費用・会場 | 筆記試験:北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県、沖縄県 口述試験及び実技試験:東京都 |
問い合わせ先 | 作業療法士国家試験臨時事務所 東京都中央区日本橋1丁目20番5号 |
詳細な情報がわかるURL | 厚生労働省 第50回作業療法士国家試験の施行 http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/sagyouryouhoushi/ |
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