福祉レクリエーションワーカーとは

どんな資格?

心身に障害を持つ人、高齢者などを対象に福祉レクリエーション活動を行う専門家の事を指す民間資格です。福祉施設等でレクリエーションを行う時、限られた時間を楽しく過ごすための企画、準備、運営などを行い、レクリエーションを通じ生きがいを見つける手助けを行います。バリアフリー環境のアドバイスを行ったりもします。

認定先 公益財団法人日本レクリエーション協会
資格保有者数 2013年4月1日現在で6096名が資格を取得。
難易度・合格率 しっかり講座を受講して勉強していれば、資格取得はそれほど難しくはありません。毎年80%前後の合格率です。

福祉レクリエーションワーカーの資格を活かせる職場

老人ホーム、介護施設などの老人福祉施設が一番多いと言われています。身体障害者施設、知的障害者施設などの福祉施設関係、一般病院、リハビリテーションセンター、ボランティア団体などで活躍しています。中には福祉系のNPO団体、個人で事務所等を開設し資格を活かしている方もいます。

福祉レクリエーションワーカーの将来性

高齢化社会が益々進むこともあり、福祉レクリエーションワーカーの資格が有望になるといわれています。

しかし、まだ認知度が低く、普及はこれからの課題となっているため関連資格の補助的な資格となっているのが現状です。

福祉レクリエーションワーカーの資格だけで生計を立てるのは難しく、すでに介護福祉士、ケアマネーシャー、社会福祉士などの福祉系の資格を取得している方、理学療法士、作業療法士、保育士、幼稚園教諭、介護や子育てボランティアを行っている方がサブの資格として取得するケース、福祉、介護の仕事に就いてから資格を取得するケースがほとんどです。

高齢化社会の加速化、介護福祉士を目指す学生に対しての育成、指導の役割も担っているため、今後の活躍が期待されている資格のひとつであることには変わりません。

看護師の方が資格を取得した場合、病院内や施設内でリーダーとなってレクリエーションの企画立案、実行に携われるようになるので、看護師とは違った視点から患者さんを支えることができるようになります。入院生活の中でもリハビリを兼ねたレクリエーションメニューを作成し、治療の一環として取り入れ入院生活を楽しく過ごせるための環境づくりなど看護の幅が広がってくるでしょう。

福祉レクリエーションワーカーの資格取得者のお給料事情

福祉レクリエーションワーカーの資格だけで働いているという人はほとんどいません。この資格による雇用を行っている施設がほとんどないからです。補助的な資格でしかないため、働いている人は介護福祉士などのメインとなる資格を持ち仕事をしています。基本となる資格の給与形態に福祉レクリエーションワーカーの資格手当が付く場合もあります。

福祉レクリエーションワーカーの資格取得のポイント

受験資格 レクリエーションインストラクター養成講習会を受講中または修了した者で、受講開始日において満18歳以上の者、レクリエーションインストラクター資格、レクリエーションコーディネーター資格を保有している者が受験資格の対象です。介護福祉士、社会福祉士、保育士、保健師、看護師の資格を持っている者は、レポート課題が一部免除となります。
審査方法・試験内容 資格認定審査会(筆記・実技)
受験日程 2014年度福祉レクリエーション資格認定審査会 2014年10月5日(日)
費用・会場 会場は日本体育大学 東京世田谷キャンパスです。受験料は5,142円となっており、合格した場合は公認料10,285円、登録料16,458円が必要となります。
問い合わせ先 公益財団法人 日本レクリエーション協会
東京都千代田区三崎町2-20-7 水道橋西口会館6F
詳細な情報がわかるURL http://www.recreation.or.jp/