看護師や医師のように、医療に携わる職業は患者さんの健康に気を配ると同時に自分の健康にも留意しなければなりません。

看護師の仕事は勤務も不規則で、仕事内容もハードなので看護師自身が心身ともに健康でなければ十分な仕事が出来ませんし、寝不足な状態では注意力が散漫になり仕事で重大なミスを犯しかねませんので、睡眠はしっかりとって体を休める必要があります。

看護師のミスは即患者さんの生命にかかわることがあるので、常に念頭においておく必要があります。

看護師の健康管理に必要なこと

自分自身が感染しない

病院は様々な病気の人がいて、中には感染する病気もあるので看護師自身も感染しないようにすることも重要です。

感染には特に気を配り、他の患者さんに感染させないようにすることはもちろん、看護師が感染を媒介することのないようにしなければなりません。

  • 一つの処置をしたら必ず手洗いをする
  • 血液や体液など感染源を触るときはもちろん、感染源になるものを廃棄する時には注意する
  • マスク・手袋・ゴーグルなど必要に応じて身につける

など、基本的なことをきちんと守って感染に気を付ける必要があります。

無理をしないで時には休む

看護師が体調を崩しているとミスに繋がるだけでなく、患者さんに病気を感染させてしまうこともあります。風邪気味の時は早めにマスクをしたり、無理をしないで時には仕事を休むことも必要です。

そうなると職場に迷惑をかけることになるので、自分の健康管理には気を付けなければなりません。体調が悪そうな看護師には、看護されたくありませんよね。こちらが看護をする側なのに、かえって心配させることになってしまいます。

病気だけでなく怪我にも気を付けたいですね。患者さんを支えたり抱えたりしなければならないので、怪我をしていたり腰を痛めたりして力が入らない状態では安全に患者さんに接することが出来ません。

私達看護師は、患者さんの看護をする前に自分の健康管理をしっかりして、患者さんが安心して看護を受けられる状態で勤務出来るようにしておかなければならないと思います。