専門職であり手当も充実している看護師は、ほかの職業と比較しても収入の水準は高くなっています。平均月収が30万円から35万円程度となっていて、キャリアのあるベテランとなればさらなる高収入にもなり得るのです。

でも、貯金には違いが…
毎月の給料から一定割合、またボーナスを貯蓄にまわしてがんばればかなりの額を貯金することもできるのですがなかなか貯まらないという人も少なくありません。人によって、貯蓄額にも大きな違いがあります。

貯金できる看護師の特徴

お金の管理がしっかりしている

収入や支出について、明確に把握している場合が目立ちます。買い物のレシートは保管して家計簿をつけているなど、常々収支のチェックが万全になっているのです。

明確なビジョンがある

しっかり将来設計をしていていつまでに、また月々にどれだけの金額を貯めるといったように具体的な目標を設定している人もいます。実際の貯める理由については、既婚者と独身者で異なるところもあります。

既婚者ですとマイホーム関連や出産、教育などといったように家計とかかわる目標が中心です。その一方おひとりさまですと今後へ備えての結婚資金や旅行、趣味のほかキャリアアップへ向けての勉強といったように自己投資にもお金を使います。

独身

自分にすべてのお金を使うことができるというところから、確実に貯金をしやすい環境です。お金を貯めるには絶好の時期であり、将来のために貯蓄するチャンスです。

貯金できない看護師の特徴

支出を把握していない

何にいくらを使ったのかをしっかりつかんでいれば毎月の支出もわかり、先月に使いすぎたので今月は節約しようといったようになります。また支出している額がわかれば、貯金することのできる金額についても把握することができます。

言い訳をする

なかなかお金が貯まらなくても看護師は収入が多いから、その気にさえなればすぐにどうにかなると考える人も少なくありません。しかしながらいつでも貯めることができると考えていると逆に、いつになっても貯金することができないなりがちです。

貯金を優先していない

毎月普通に生活していてお金が残れば貯金へまわそうとする人もいるのですが、結果的には計画的にお金が貯まっていかないためになかなか貯金額も増えないということになります。

給与から一定額を優先して貯金にまわし、その残った金額で生活するということを意識しなければならないのです。

ストレス発散に散財しがち

看護師という仕事は身体的にも精神的にも負担が大きく、ストレスも溜まりやすいものです。気苦労が絶えないことから、買い物によってストレスを発散するという人も少なくありません。

いつも仕事をがんばっている中で休日にショッピングをすることは、女性にとって良い気分転換となります。そうでなくても近年は、インターネットショッピングへ没頭するといった人もいます。

安定した収入によって買い物するにも余裕があり、そういった安心感から財布のひももゆるくなりがちです。衝動買いのほか、大きな買い物もしがちになります。

節約の意識がない

普段からの生活習慣でもむだになっている出費はありこまかなことでも水道やガス、電気のほか携帯電話料金なども見直す必要があります。

ATMから時間外にお金を引き出したときの手数料、あまり用事もないながらついコンビニエンスストアへ立ち寄って何となく買い物するといったことも積もれば結構な金額になるのです。

貯金したいのに貯まらない看護師はどうすればいい?

身近な目標を持つ

貯まった金額に応じて旅行へ出かける場所や買う物を決めるなど、具体的な目標があるとモチベーションにもなります。そういった目標額へ達したことによる達成感があることで、さらに貯金する習慣にもつながっていきます。

夜勤を増やす

本当に目標があってお金を貯めたいというときに、夜勤の回数をこなして収入にするという人も少なからずいます。夜勤専従で勤務すれば、単純に日勤と比較して2倍の収入になるような場合もあるのです。