ベビーシッターとは

どんな資格?

ベビーシッターという在宅保育サービスが社会的に認知されて信頼を受けること、またベビーシッター事業の発展と社会的地位の確立を目指して認定ベビーシッターという制度が生まれました。

認定ベビーシッターの資格があれば保育に関する知識や技術だけでなく、専門性があるベビーシッターであるという証明にもなります。看護師の仕事として保育所で勤務する保育所看護師もありますが、認定ベビーシッターの資格を持っていると就職活動をするにあたって有利になり得ます。

しかし、ベビーシッターは国家資格ではなく民間の資格です。

認定先 公益社団法人全国保育サービス協会(厚生労働省認可)
難易度・合格率 難易度はそれほど高くはありません。

ベビーシッターの資格を活かせる職場

ベビーシッターとして働く場合はベビーシッターを派遣する会社に所属し、依頼を受けた家庭での在宅保育を行います。また、企業に設置されている保育施設に派遣されることもあります。

乳幼児のバイタルチェックや健康管理は常に行う必要があるため、保育施設で働く場合は看護師が乳幼児を担当することが多く、ベビーシッターの資格があれば小さい子どもも精神面においても健康の面においても上手にケアすることができ、更に保育所で働きたい場合の就職に有利です。

保育施設の中でも病児を扱う病児保育室も看護師が求められている職場です。病児を扱うということで、看護師、そしてベビーシッター両方の資格が必要とされています。

ベビーシッターの将来性

 
ベビーシッターは資格がなければできないものではありません。しかし、ベビーシッターを頼むお客さまにとって資格を持っているということは信用に繋がるため、依頼される率も高いです。

同じベビーシッターとして働く場合、給料が高くなることも多いです。まだ認知度は高くはない資格ですが、ベビーシッターを利用したいと思っている人は多く、これから活躍が期待されている仕事です。その中でも、能力があると認められている認定ベビーシッターの資格はこれから重要視される資格です。

ベビーシッターの資格取得者のお給料事情

看護師が保育施設で働く場合、看護師という面だけで給料を比較すれば病棟の看護師よりも少なくなります。しかし、保育施設で働く他のスタッフよりは看護師の資格の分だけ給料が高く、年収としては平均して300万円から400万円、時給は1400円、派遣ですと1800円が相場です。

更にベビーシッターの認定を受けていれば、施設によっては資格給として給料がプラスされることがあります。病院など医療施設の病児保育室で働く場合は、平均月収が20万円から30万円となり、都市部は特に給料が高いです。

ベビーシッターの資格取得のポイント

受験資格 18歳以上
公益社団法人全国保育サービス協会主催の研修I及びIIの新任研修を受講してその修了証を持っている人、そしてベビーシッターとしての実務経験がある人が受験できます。

※実務経験は実際にベビーシッターとして働いている、または保育ママなどの保育制度で働いたことがある、または協会の会員が運営している保育施設で働いた経験があることを指します

審査方法・試験内容 5肢択一の選択問題:40問
400字以内の記述式の問題:1問
試験時間は90分となっています。
受験日程(平成26年度) 試験日:平成26年7月12日(受付期間は6月2日から27日まで)
試験時間:14時~15時30分(受付時間は13時から13時40分)
費用・会場 受験料:11300円
東京会場:日本薬学会 長井記念ホール(東京都渋谷区渋谷)
名古屋:プライムセントラルタワー名古屋駅前(名古屋市西区名駅)
大阪:TKP大阪心斎橋カンファレンスセンター(大阪市中央区南船場)
問い合わせ先 公益社団法人、全国保育サービス協会
詳細な情報がわかるURL http://www.acsa.jp/