メンタルケア心理士

どんな資格?

心への負担を未然に防ぐことを目的に、相談援助知識を認定する資格を持った人をメンタルケア心理士と呼びます。

ストレスなどから現れる体の不調に気づき、体と心の繋がりの観点から相談・アドバイスをすることが仕事です。

認定先
メンタルケア学術学会、文部科学省所管 財団法人生涯学習開発財団
資格保有者数
メンタルケア学術学会では受験者数の公表を行っておらず、資格保有者数は不明
難易度・合格率
合格率は42.7%、在宅試験ではありますがそう簡単な試験ではありません。

受験者数については公表されていませんが、年代別や職業別の合格率は公表されています。年代別合格率は10代が2%、20代が29%、30代が42%、40代が20%、50代が6%、60代が1%という割合です。

職業別合格率については、医療福祉関係が23%、会社員が20%、パートやアルバイトが16%、主婦が14%、自営業が9%、学生が6%、公務員や教員が4%、その他8%となっています。

メンタルケア心理士の資格を活かせる職場 

学校などの教育機関、一般企業などの産業機関、精神科、心療内科、総合病院などの医療機関、児童福祉施設、介護施設などの福祉施設、役所、児童相談所、刑務所などの行政機関があります。

独立をしてカウンセリングルームを開業する方もいますし、またそのような事務所に登録して自分の都合に合わせてメールや電話のカウンセリングを行ったりもします。

看護師がメンタルケア心理士を取得した場合、業務の幅も広がり活躍するフィールドの選択肢も広がります。

メンタルケア心理士の将来性

ストレス社会の現代において、心の病を患ってしまう方は年々増加しています。メンタルケア心理士の認知度はまだ低いといえますが、今後様々な施設で需要が高まってくると言われています。

学校、一般企業、病院等でメンタルヘルスについての相談窓口などが設けられるようにはなりましたが、カウンセラーの人数はまだまだ不足しているのが現状です。

メンタルケア心理士の資格取得者のお給料事情

実績や経験、就職先、状況などにより一概には言えませんが、一般企業で勤務する場合はその企業の勤務形態と同じになりますので、一般的に言われている同年代の年収と同等と言えます。従事場所によって勤務形態もかなりの個人差があります。時給の場合は医療機関系で1000円~2000円、教育機関系で1500円~3000円というのが一般的な相場です。

独立開業した場合は、対面で相談を受けた場合の相談料が1時間で5000円前後が相場です。企業などと顧問契約を結ぶことができれば数万円~数十万円の収入となりますが、そこまでになるには長年に渡る経験と実績が必要になりますし、メンタルケア心理士の資格だけでなく更に上級のメンタルケア心理専門士、臨床心理士などのメンタルケアに関する他の資格が必要になることもあります。

そこまでいくと様々な場面で活躍することができ、高収入に繋がっていくと言えます。

メンタルケア心理士の資格取得のポイント

受験資格 メンタルケア学術学会指定教育機関において、メンタルケア心理士講座の受講を修了した者、認定心理士の資格を保有している者、産業カウンセラー初級資格を保有している者、文部科学省の定める4年生大学心理学部、学科、または心理隣接学部、学科卒業者に受験資格があります。
審査方法・試験内容 試験は在宅で行われます。
試験問題は受験当日の午前中に特殊郵便で本人に配布され、試験内容は学科が20問と文章作です。
受験日程 第34回 平成26年3月23日(日)
第35回 平成26年7月6日(日)
第36回 平成26年9月7日(日)
第37回 平成26年12月7日(日)
第38回 平成27年3月29日(日)
費用・会場 受験料は7700円となっており、合格すると認定証発行手数料として3600円かかります。
試験会場はすべて在宅となります。
問い合わせ先 メンタルケア学術学会
東京都新宿区西新宿3-2-27.オーチュー第7ビル4F
詳細な情報がわかるURL http://mental-c.com/index.htm