40代 女性

30代の後半から、訪問入浴の現場で働くようになりました。はじめはアルバイトからスタートして、その後同じ事業所で正職員として採用されています。

この仕事に対する印象は、正直、一長一短といったところはあります。それでも生活を安定させたいというところから、正職員になりました。

アルバイトとして働いていたときには週に1回だけといったように勤務のスタイルがかなり自由で、日払いをしてくれたこともうれしかったです。また現場でほかに医療スタッフはいませんから、判断力などのスキルを磨くことにも役立っていると思います。

でも、拘束時間が長いこともあってどうしても体力的にはかなりの負担がかかり、最近は腰が慢性的に痛むようになってきました。またいつも車で移動するのですが、元々車酔い気味の同僚はかなりつらそうです。


30代 女性

新卒で総合病院に就職し、結婚後に退職していました。ですがすぐに子どもができなかったこともあって、訪問入浴センターを復職先に選びました。

訪問入浴の仕事を選んだ理由は、職場探しをしているときに、短期や単発のアルバイトも歓迎という求人広告を見たことが第一です。実際その後に妊娠、出産もしたのですが出勤日を調整することができたので子育てに弊害はありません。

未経験だったものの、簡単な面接を受けただけであっさり採用されました。その部分が疑問として残っていて入社してかなり経ってから採用担当の社員さんに尋ねてみたところ、看護師の資格さえあれば良くて年齢や経験は問わず面接の印象だけで決めていたそうです。

経験がないため仕事に不安もあったのですが、丁寧な研修を受けることができて良かったです。朝に出勤するとまずその日に訪問する利用者の方についてカルテの説明などがあり、1日の仕事が終わってから事業所へ戻って記録をつけます。

驚いたのは先輩が以前に勤めていたセンターの話で、朝はいきなり駅などに集まって車内で着替えてカルテなどの説明もなくすぐ現場へ向かっていたそうです。帰りも車内で必要な記録を済ませ事務所に寄らず解散していたということですが、さすがにそんなところはほかになかったと話していました。


20代 女性

総合病院の外来で勤務していて、キャリアは4年になります。休みの日にだけ、訪問入浴の仕事をしています。

目指している資格があり、資格の勉強などもしたいのですが、本職での収入が正直まだ足りていません。なんとか足しになる仕事はないかと探していたところ、即日払いに対応しているということで決めました。

訪問入浴サービスの対象となっている方は要介護度が4から5で、ほぼ寝たきりとなっているご高齢の方が多いものの私はそれまであまり担当したことがありませんでした。募集説明会にも私と近い年齢の方が多く参加していて、病棟で勤務した経験があると良いといったアドバイスも聞こえていたので正直緊張していました。

訪問先ではほかに医療スタッフがいませんから、専門的なことは質問することができません。ただうちの事業所には幸いベテランのヘルパーさんが多く、ケアの流れなども教えてもらうことができました。


30代 女性

将来的には、終末期ケアなどにかかわりたいと思っています。体力にもそこそこ自信があるので、高齢者のケアにも慣れたいという気持ちから働くようになりました。

ヘルパーさんの仕事を手伝うことも多く、利用者のお宅で行うケアは病院と勝手が違って限られたスペースや使用する物品の制限もあり工夫が必要です。ご本人やご家族とコミュニケーションをとる場面も多く、いろいろな現場での経験が後々のケアにも役立つと感じています。

私は暑さも寒さも苦手という厄介な体質で、特に夏場は特に体力が激しく消耗されています。作業中はなかなか手を休めることもできませんが、なるべく水分をこまめに取るなどして熱中症などに注意しています。