国際基督教大学には、学生や教職員の健康管理を担う、クリニック(診療所)が設置されています。おもに病気やケガの応急処置をはじめとして、校医による診療、定期健康診断の実施などが行われています。

クリニックは大学内の東ヶ崎潔記念ダイアログハウス2Fに設けられており、健康管理のほか、カウンセリングや人権相談など、幅広い活動が行われています。

とくにメンタルヘルスケアに対するカウンセリングには力が入れられており、カウンセラーや精神科医が常駐するカウンセリングセンターが、特別に設けられています。

クリニックにおける看護師の仕事内容は、応急処置や健康相談、校医の診察補助などを含めた、保健活動に関する業務全般となっています。感染症の流行する時期には予防・対策を行ったり、facebookやTwitterを利用して健康情報を発信するなど、業務は多岐に渡ります。

国際基督教大学の看護師募集実績

看護師募集実績としては、具体的な求人募集に関する情報はほとんど見られませんが、2014年6月に、クリニックに新しいフタッフが入ったといった記述が、facebookで見られています。勤務期間は8月末までとされています。

看護師求人では、おもに嘱託職員や非常勤職員としての、募集が出されることが多いようです。大学サイト上の職員採用情報の他、facebookやTwitterなども、チェックしてみるとよいでしょう。

国際基督教大学クリニックにおける看護師・保健師の求人は、不定期で行われており、とくに決まった募集時期というものはありません。

国際基督教大学のクリニックは、どちらかと言うと企業の医務室のような位置づけとなっており、看護師・保健師も、数名程度しか在籍していないというのが実状です。

そのため欠員が出にくく、求人募集が出ることも少なくなっています。募集が出た場合でも、競争率が高くなる傾向があるため、看護師・保健師としての職務経験をしっかりと積んでおくということが、重要となるでしょう。

国際基督教大学の医務室に採用されるには

国際基督教大学の医務室で働くためには、看護師免許の他、保健師の資格があると有利となります。

また、定期的にfacebookやTwitterを通して健康情報などの発信が行われているため、メールやSNSが使用できることや、資料作成のためのワード・エクセルといった、基本的なパソコン操作ができることが必要条件となります。

学生に興味を持ってもらうための、見やすくわかりやすい文章の書き方など、文章作成スキルも重要となって来るでしょう。サイトを見てみると、感染症等の予防・対策に関する情報や、ストレスをためないようにするための生活アドバイス、体調管理に関するアドバイス、危険ドラッグに関する注意喚起などが、掲載されています。

学生の健康を守るためにも、日頃からさまざまな媒体を通して健康に関する情報を把握し、分析や研究をして発信する、マメさが大切となります。

さらに、大学には外国人職員や留学生が多く在籍しているため、英会話能力や、国際基督教大学はキリスト教への信仰が深い大学となるため、キリスト教に対する理解なども必要となるでしょう。

国際基督教大学の基本データ

戦終結後の昭和24年、日本と北米の教会・教育関係者によって設立された、キリスト教精神に従った教育を基本とする、私立大学となります。

本部は、東京都三鷹市大沢3丁目10-2に設置されています。おもに教養や人間性を深める教育が重視されており、人種や文化などに囚われない、国際性豊かな人材育成が行われています。

教職員数計313人(うち外国人教員47人)、学生数計2,738人が在籍しています。教養学部アーツ・サイエンス学科のみが設置されており、文理合わせて30あまりの、メジャー(専修分野)が設けられています。

1、2年次に自分の興味のあるメジャーを幅広く履修し、3年次に専門メジャーを決定することができるといった、特徴があります。