看護師で留学を検討しているけれども、年齢が年齢だけに自分にできるかどうか不安という人もいるでしょう。30代に差し掛かって、このようなジレンマを感じる人も多いです。

結論から言いますが、看護留学に年齢制限はありません。勉学は年齢に関係なく、平等にチャレンジする権利があります。

年齢を考える必要があるケース

看護留学を検討している人は、ただ単に勉強するだけでなく、現地で仕事をしたいと思っている人もいるでしょう。

その場合には、年齢の上限を意識する必要があります。というのも就労可能になるためにはビザの取得が不可欠ですが、ビザの申請に年齢制限の加わることがあるからです。

たとえば、永住権の申請年齢ですがオーストラリア45歳まで・ニュージーランドの場合55歳までと決められています。またアメリカで看護師として仕事をする場合、年齢が上になればなるほど申請自体が困難となります。

その他にも看護師として仕事をしていくためには、勉強していかなければなりません。語学力も培う必要があります。年齢が上になればなるほど、もの覚えも悪くなっていきます。

そのようなことを考えると、40歳くらいまでに看護留学するのが現実的といえます。

オーストラリアへの看護留学は年齢を気にしなくてOK

看護師の留学先として高い人気のあるのが、オーストラリアです。世界の医療の中でも最先端で、看護技術を見につけるには理想の環境が揃っています。

オーストラリアの場合、看護留学するのに年齢の制限はありません。ただし看護留学の後オーストラリアで仕事をしたいと思っているのであれば、早めに実行に移した方が良いでしょう。

看護師登録をするためには、それなりの学力が求められます。年齢が上になればなるほど、暗記力や記憶力はどうしても落ちてしまいます。またテストを受けるにあたって、事前に長時間勉強をする必要もあるでしょう。でも徹夜で勉強するにしても、体力が落ちているのでなかなか難しいです。

ただしオーストラリアの留学にはいろいろなスタイルがあります。実習に出てみるとか、オーストラリアの医療現場を見るためのプログラムもあります。自分の年齢を考えて、無理なく留学できる方法はどれか考えましょう。

アメリカへの看護留学は若い方が有利

看護師の留学先として安定した人気のあるのがアメリカです。アメリカに看護留学するにあたって、できれば若い方が有利といえます。

アメリカに看護留学するためには、ビザを取得する必要があります。ビザの発給ですが、30歳を超えて未婚女性の場合、受け入れ制限の対象になりえます。

アメリカ留学をする場合、おそらくまずは英語学習する所からのスタートになるでしょう。一般留学のアメリカのビザは、F-1ビザと呼ばれるものです。このF-1ビザですが、英語研修を目的に申請をすれば、容易に取得できる可能性が高いと言われています。

ただし看護師として永住権を取得する場合、オーストラリアなどのオセアニアと移民受け入れの基準は異なるので注意が必要です。具体的な年齢制限があるわけではないですが、30代後半あたりがビザ申請の上限だと思っておきましょう。

ワーキングホリデーを使って看護留学するなら

看護留学にはいろいろな手法がありますが、ワーキングホリデーを利用する方法もあります。ワーキングホリデーで看護留学する場合には、若いうちに行う必要があります。

各国によってワーキングホリデーの条件はまちまちですが、少なくても30代になると利用するのは難しくなります。

しかし、30代になって大学や大学院に正規留学する人は結構多いです。中には帰国してから再就職する場合に年齢がハンデにならないかと思っている人もいます。

看護師不足は業界では深刻なので、多少年齢が上でも採用される可能性はあります。正規留学をすれば、それはキャリアの中でプラスになるでしょう。語学留学でも、語学のあることをアピールすれば、プラスの評価される可能性もあります。