妊娠した!職場への報告はいつがベストなタイミング?

妊娠が判明したらすぐに報告が望ましい

職場に妊娠の報告をいつすべきなのかは、悩む看護師が多いです。妊娠、出産というのは喜ばしいことなのですが、妊娠初期の身体はかなり不安定です。

妊娠したと報告した後に流産という報告をすることになるかもしれない事を考え、「妊娠5ヶ月を過ぎた安定期になってから報告しよう」と考えている看護師は多いはずです。

しかし、看護師の仕事は非常にハードですので、肉体的にも精神的にも負担がかかります。妊娠初期のうちはつわりもありますし体調も不安定ですし、場合によっては切迫流産の危険があって安静にする必要が出ることもあります。

そんな時に、我慢して報告をしないでいるとかなり無理をすることになってしまうため、安定期に入ってからというよりももっと早く妊娠がわかった時点で報告することが望ましいです。

職場としても人員確保のために早めの報告を望んでいる

職場にとっても妊娠の報告は早くして欲しいものです。

看護師は全国どこでも人手不足なのですが、妊娠や出産となるとしばらくは看護師の仕事を休む事になります。その間の人材を確保するために、病院側も早くから募集をかけたい、と考えています。

ですから自分が働けない間の人材の補充のためにも、早いうちの報告は望まれています。

「流産の危険があるために安定してから職場に報告したい…」という気持ちはわかりますが、自分のためにも、そして職場のためにも、心拍が確認されてからの5週目以降を目安に報告することが望ましいです。

妊娠報告は職場の誰に伝える?

責任者である師長にまず報告を

妊娠報告は順番が大切です!

いつも親しい職場の同僚に伝えて、それが上司である師長の耳に伝わる、というのは順番が間違っています。「自分には知らせてもらえなかった」という気持ちが残って師長が嫌な思いをすることがあります。

妊娠中は体調も不安定ですので仕事にも支障をきたすことがあり、その時に対処するのは師長ですから責任ある師長にまず報告することが必要です。

秘密の誇示を守れる相手にのみ伝える

師長に最初に言うことが難しいのであれば、まずは職場の先輩看護師に他の人には漏らさないように内密にどうしたら良いかを相談しましょう。

まだ初期で不安定なうちは流産することもあります。安定するまではあまり他の人にまで漏らしては欲しくないですよね。師長に相談、または先輩看護師に相談する時は、他の人に話さないでもらえるようにきちんと自分の気持を説明しておきましょう。

妊娠報告の伝え方

今後の予定を整理してから伝える

師長などに妊娠報告をする時は、自分の気持や今後のことについてしっかり整理してからすることが必要です。

まずは今後の予定について伝えます。

  • 出産予定日や妊娠の経過について
  • 産休や育休期間をどう考えているか
  • 自分のいない間の引き継ぎをどうするか
  • 産休明けで復帰した後はどのように仕事を続けていくか

引き継ぎについて、または復帰後についての自分の考えをしっかり伝えれば、看護師として責任感があるとみなされ今後看護師として働く上で印象が良くなりますし、周囲からのバックアップもうまく得ることができます。

謙虚の気持ちで

産休や育休はどうしても必要な物なのですが、看護師という仕事は激務ですから休まれることに嫌な顔をする人もいます。嫌な顔をされないためには、あくまでも自分の妊娠で他の方に迷惑がかかるので申し訳ありません、という謙虚な態度を示すことが必要です。

言葉遣い、感情の爆発に注意を!

妊娠報告をする相手の師長は妊娠できずに悩んでいて、他の人の妊娠を妬ましく思う可能性もあります。報告する相手によっては妊娠の喜びについて語ると嫌味を言われることもありますから、それぞれの状況を考えて、言葉に気をつけて報告してください。

相手に配慮した報告の仕方をしていれば、職場でいにくくなることはありません。看護師は激務なだけに、周りにより配慮した話し方が必要です。