フルタイムのバイト・パートのメリット

  • 自分の時間が確保できる
  • 働く時間を調整できる
  • 家庭と仕事を両立しやすい

フルタイムのバイト・パートの働き方

看護師のバイト・パートは、フルタイムで働くことがあります。1日当たりの就業時間は正社員と同等ではありますが、1週間当たりの勤務日数を減らすことで、全体のバランスを取ることが出来ます。

例えば、

週3日フルタイムで働き、残りの日数は本業の仕事に当てたり、家族と過ごす時間や家事、育児に当てる。

医療現場という集中力が必要な職場において短時間の勤務では、業務が中途半端となり医療ミスの引き金になりかねません。

「時間になる!ここまでにしておこうかな」

「あ!!もうこんな時間。3時間じゃ何もできないよー」と考えながら勤務していたり、

自宅に帰ってからも、

「あれ、大丈夫だったかな?」

「○○看護師に伝えたっけ?」と仕事のことが頭から離れなくなってしまうかもしれません。

そのため、1日の就労時間はフルタイムとし、残りの日数を自由に使う働き方が多くなってきています。

人によっては、短時間の方が集中できることもありますから、その場合は短時間のアルバイト・パートを選ぶとよいでしょう。

フルタイムのバイト・パートなら、働ける

  • 家族から子育ての協力が得られない
  • 託児所や保育園に入れない
  • シングルマザー・シングルファザーである

フルタイムで働く看護師バイト・パートで働いている人は、上記のとおり家庭に何らかの事情を抱えていることが多いのが特徴です。

例えば、子どもがまだ小さくて、配偶者も働いている場合、働いている間だけ託児所や保育園に預けなくてはなりません。職場によっては託児所完備のところもありますが、どうしても働く日数か1日当たりの時間を制限しないといけません。

託児所や保育園が見つからなければ、働いている間は家族にお子さんを面倒見てもらうことになるでしょう。あまり家族に負担をかける訳には行きませんから、やはり日数か時間を削っていくことになります。

だからこそ、フルタイムのバイト・パートであれば両立しながら働けるため、需要が高いのです。

同じ境遇の仲間がたくさんいる!!

こうした事情から、バイト・パートのナースはママさんナースが圧倒的に多く、同じ境遇のナース同士で仲良くなれるパターンが多数を占めます。

中にはシングルマザーやシングルファザーなど、子育てを助けてくれる配偶者に恵まれていない人もいます。ひとりでお子さんを育てながら働いているナースもいますから、情報を出し合って条件のよいバイト・パート先を見つけることも可能です。

お子さんが複数いる場合は、上の兄姉が下の弟妹の面倒を見てくれることもあり、フルタイムで働いても大丈夫なこともあります。

同じように家庭と仕事を両立している同僚がいることで、精神的に安定しやすく、アドバイスを貰ったり、逆に同僚に子育てのアドバイスをしたりと、話し相手には事欠きません。

そのため、子どもが病気になった時や授業参観、レクリエーション、個人面談など、休まなければならない時の理解を得やすいのも魅力のひとつとなっています。

フルタイムのバイト・パートからのステップアップ

フルタイムという勤務体制に慣れることで、バイト・パートから常勤を目指すステップアップにできます。一旦医療現場を離れていたナースが復職する際にお勧めで、潜在看護師の復職先として最適です。

出来るだけブランクがあっても安心して復帰できるように、研修制度や教育制度が充実している職場を選びたいものです。

フルタイムのバイト・パートのデメリット

  • 地域に左右される時給
  • 施設により待遇が異なる

基本的にナースの時給は、他の職種に比べて高く設定されていて、それがバイト・パートをやる動機になっています。

時給が高いほど短期間で稼ぐことができますから、フルタイムで働けばその分短期間で多く稼げるでしょう。

時給相場は1,300円から1,500円で、都心では更に高く時給が設定されることもあります。

デメリットとなるのは職場の規模に左右されがちという点で、大所帯の病院のバイト・パートでは時給が高い傾向にあり、小さなクリニックや施設の場合は時給が低く設定されがちです。

それでも他の職種よりは高めで、デメリットだと思わない人も多いため、今もナースのバイト・パートは人気なのです。