ドクターヘリに乗って患者のケアをするフライトナースに憧れを抱いていて、いずれ自分も…と思っている人もいるでしょう。

でも詳しいことについて知らない、どうやってフライトナースになればいいのかわからないという人は、まず関連する情報をいろいろと収集することが大事です。

現在ではフライトナースに関連する書籍もいろいろと販売されています。

将来はフライトナースになりたいと思っている人におすすめの書籍をいくつかピックアップしてみました。

以下で紹介する書籍を中心に読んで、フライトナースの勉強をしましょう。

フライトナース実践ガイド

著:小浜啓次 杉山貢 出版社:へるす出版

日本航空医療学会が監修している「フライトナース実践ガイド」は、フライトナースの仕事内容や資格、必要な教育について解説した書籍です。

小浜啓次氏と杉山貢氏という救急医療の専門家が記した書籍になります。またフライトナースに関する概要だけでなく、各種疾患に関して救急でどのような対処をすればいいのかについても紹介されています。

さらに坂田久美子氏というフライトナースとして実際に現場で活躍している人が、具体的な仕事内容やフライトナースの役割について記述している部分は実際の現場の様子を知るにはもってこいです。

中には医師などほかの医療スタッフとどのように連携をすればいいのか、機内ではどのような仕事をこなすのか、搬送中に気を付けるべきことなども書かれています。

漠然とフライトナースになってきたいと思っているけれども、具体的な仕事の雰囲気などを知りたいと思っている人におすすめの書籍といえます。

フライトナース

著:長谷川裕美 出版社:メディアファクトリー

「フライトナース」という文字通りの書籍も販売されています。こちらの書籍は、長谷川裕美氏によってあらわされているのですが、現役で活躍するフライトナースです。彼女の実体験についていろいろと記述されているので、フライトナースを志望している看護師にとっては興味深い内容となっています。

彼女は看護師免許を取得してから7年でフライトナースになることができました。10年以上かかることもざらなフライトナースの中では、順調なキャリアと言って良いでしょう。

しかし短い期間でフライトナースになったからこそ実感した、いろいろな厳しさや苦労について記されています。いかに日々の努力や根性がフライトナースになるために必要なのか、よく理解できる書籍と言って良いでしょう。

救急マニュアル 救急初療から救命処置まで(第3版)

著:小浜啓次 出版社:医学書院

最初に紹介した「フライトナース実践ガイド」の著者である小浜啓次氏の現した書籍になります。フライトナースになった場合、救急医療のスキルが試されます。

こちらの書籍ですが、救命救急医療のいわば百科事典のような内容の書籍です。正直言ってかなりのボリュームですし、価格もなかなかです。

しかし救急医療について一からしっかり勉強したいと思っている人は、持っていて損はない書籍といえます。

フライトナースになってからも新しい知識を得るためとか、復習するときに活用できるので、長期間愛用できるという観点から見るとむしろコスパに優れた書籍といえるかもしれません。

救命救急医療の治療について書かれている書籍なので、どちらかというと医者のための実践書という側面もあるにはあります。

しかし看護師にとっても勉強になるような内容もいろいろと書かれています。フライトナースや救命救急センターなどで仕事をする看護師は、読んでおいて損のない書籍といえるでしょう。

救急ケアマニュアル(決定版)

責任編集:小林国男 出版社:照林社

こちらも上の作品と同様、救命救急医療について解説した書籍になっています。救急医療体制の実践方法、症状別の救急医療について、イラストで描かれているので、大変わかりやすいです。

救急マニュアル 救急初療から救命処置まで(第3版)と比較すると、手ごろなボリュームになっています。まずは手軽に救急医療について勉強したいと思っている人には、おすすめの書籍といえます。