夜勤のリズムに体がついていかず、体調を崩している人はいませんか?
夜勤のシフトは、看護師になったばかりの当初は、無我夢中で取り組むため何とかこなせますよね。
しかし、経験を積むごとに、どんどん合わなくなり、大きな負担を感じ、このまま看護師を続けようか悩んだ末、結局離職の道を選ぶ人が多くいます。
やはり、夜勤シフトをこなすのは、非常に体力が必要です。
また、体調の面だけでなく、急患が異常に多く、夜勤が多忙を極める場合なども、自分には合わないと感じて悩んでいる人もいるかもしれませんね。
やはり夜勤シフトとは、限られた人のみが適応できる特殊な勤務形態なのでしょうか?
そんなことはありません!
実は、働き方さえ選べば、自分に合った夜勤シフト勤務をこなすことが可能です。
まずは、できる限り夜勤を続けていきたい方に、そのコツをご紹介します。
次に、できれば夜勤シフトを避けたいという方にお勧めの職場をご案内いたします。
夜勤シフトで悩んでいる、そこのあなた!これを読んで、自分に合った働き方を選択しましょう!
夜勤シフトを続けていくためのポイント
勤務表の調整や急患の多さなど、自分ではコントロールできない部分はさておき、ここでは、体力的に自信がなかったり、どうも調子が悪くなるという人に、どのような点に注意して、夜勤シフトと付き合っていけば良いか、自分なりに対策できる方法についてご紹介します。
勤務前にすること
当たり前のことなのですが、一番基本的で大事なことです。
しかし、実際には「休息」=「睡眠」と考えていませんか?
もちろん何よりも睡眠を欲している場合は、それで全く問題ありませんが、周りの人のアドバイスを聞いて、眠たくないのに、睡眠が必要だからと寝ている人が多いように感じます。
休息とは自分が一番リラックスできる状態をとることです。
人によっては、それが大きな声で歌うことや、出かけることかもしれません。
このように、人それぞれであることを重視して、自分なりの方法を見つけることが大切です。
もう一度見つめなおすことで、夜勤シフトへの悩みが軽減されるかもしれません。
これも意外と多い落とし穴です。
ただでさえ、立ちっぱなしの仕事で、勤務後は足がむくんでしまう、いわば職業病のようなものですが、夜勤明けの足のむくみは、さらに酷いものがあります。
睡眠による休息が少ないため、仕方のないことですが、塩分を過剰にとることで、このむくみを悪化させている場合があります。
足のむくみは、勤務後の体調不良の一因にもなりますので、塩分の取りすぎには要注意です。
先ほど休息を取ることを勧めておきながら、矛盾するではないかと感じるかもしれません。
しかし、ここで言う運動は、休息を邪魔するほどに行うというものではありません。
十分に休息を確保した後に、夜勤シフト開始直前に運動を行い、ある程度体に身体的な負荷をかけるものです。
これをすることで、驚くほど仮眠の質が良くなります。
業務開始直前に、交感神経を優位にしているため、その流れで夜勤開始時には、集中して業務に取り組むことができるばかりか、仮眠を取る時間あたりに、ちょうど心地よい疲れがくるため、深い睡眠をとることができます。
私の先輩はこの方法を長年実践していて、最終的にはボクシングジムに通ってから出勤するというツワモノでした。
さすがにそこまで行くと、疲労が蓄積しすぎるので、皆さんにはお勧めしませんが、仮眠をしっかり取れれば、負担も軽減されます。
夜勤シフト中にできること
自分の休憩中も残りの人で対応できるように、先回りして業務を片付けたり、時間のかかる業務や、集中力のいる作業は、業務開始後早めに行って、余裕をもっておく人は多いと思います。
しかし、意外と見逃されている点として、翌日の点滴作成や、伝票処理などの事務作業について、特に意味はないのに、行う時間が指定されている職場はありませんか?
それは本当にその時間にやらなくてはいけないことでしょうか、単純に慣例になっているだけではないでしょうか?
そのような古い習慣を見直すことも、業務がスリム化できて、休憩時間の確保にもつながると考えられます。
メイクを落としたり、衣服を緩めたり、完全に遮光にするなど、みなさん工夫をそれぞれしていますよね。
しかし、仮眠に使用する寝具は清潔になっていますか?
少しでも質のよい睡眠をとるのであれば、ぜひ心がけていただきたいポイントです。
実は、寝具が不衛生で、体調が悪くなっていると悩んでいる人が多いかもしれません。
勤務後にすること
次のシフトに合わせて、途中で起きたり、夜まで寝たりと、睡眠スタイルを調整している人は多いと思います。
しかし、いずれの場合にも、疲労からシャワー浴のみで済ませ、ベッドへ直行していませんか?
私は、実は夜勤が体調に合わないと悩んでいる人に、一番お勧めしたいのが、この方法です。
たとえどんなに疲れていても、睡眠前に湯船につかることで、夜勤シフトの緊張や興奮から解放され、リラックスできます。
さらに、重要なのは、入浴によって上昇した体温が下がることで、自然に近い眠気がやってきます。
そうすることで、とても寝つきがよく、深い眠りを確保できますので、本当におススメです!
悩んでいた気持ちや辞めたい衝動も、スッと消えていく感覚を味わってみてください。
夜勤シフトをしない職場への転職
夜勤シフトをこなす方法をご紹介してきましたが、やはり、どうしても体調に合わないから、できれば避けたいという方に、おススメの転職先のご紹介です。
夜勤シフトがない職場
そもそも夜勤がない職場を選択するのが一番早い方法です。
その条件とすると、入院設備のないクリニックや、24時間対応でない病院などを考える人がほとんどだと思います。
しかし、馴染みがないかもしれませんが、他にも、選択肢はたくさんあります。
例えば、幼稚園や学校などで看護師として働く方法です。
園児や学生に対応するため、基本的に夜勤はありませんし、自分で業務のペースを調整しやすいため、余裕を持って勤務できます。
他にも、一般企業への転職も、夜勤シフトがないのが一般的です。
これまでの経験を活かして、少し視野を広げて探してみるのもお勧めです。
夜勤シフトの有無を選択できる職場
夜勤シフトはあるものの、やらないという選択肢をとれる職場が多くあります。
日勤より高い手当が支給されることが多いため、より多くの夜勤を希望する人もいます。
夜勤シフトの後は、一定の休みも確保できますし、特に若い世代の看護師さんに好まれることが多いように感じます。
他にも、夜勤専従の看護師さんを、別に採用するなど、働き方は多様化しています。
一見、夜勤もこなさなくてはいけないように見える職場でも、部署単位で、独自に対応している場合もありますので、応募する際にそのあたりを確認し、自分に合うスタイルか、チェックしてみてください。
まとめ
夜勤が体調に合わないと悩み、辞めたいと感じている人はとても多くいます。
健康が第一なので、自分を大切にできる働き方や、職場選びが重要です。
同じように悩んでいる人同士で、どうしたら辛さを軽減できるのか、意見を出し合うのも良いかもしれません。
意外と自分の知らない方法で、上手く体調管理をしている人がいるかもしれません。
医療は24時間止まることはできないので、日勤も夜勤も必要不可欠ですが、患者さんと同じように、皆さんの幸せも大切にすることを忘れないでくださいね。
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