職場を選べる時代になりましたが、まだまだ自分らしく働ける場所に巡り会えていない人はいませんか?

私も理想の職場を探すのにとても苦労しました。

上手に転職するためには、自分が何を大事にしているかとことん見つめる必要があります。

そこをどれだけ突き詰めるかによって、納得した職場が見つかるでしょう。

ここでは泌尿器科を辞めたいと考えている看護師さんにお勧めの職場をご紹介したいと思います。

皆さんが転職先を検討する上での参考にしてくださいね!

泌尿器科ならではのお悩みとおすすめの転職先

お悩み別の転職先をいくつか挙げました。

ご興味のある診療科はありますか?

男性患者ばかりの環境が合わないと感じているなら内科へ

これは泌尿器科の特徴のため、悩みになってしまうと、働き続けることが大変厳しい状況になってしまうかもしれません。

どうしても患者さんは男性が多い診療科ですよね?

女性もいることにはいますが、とても少ないのが現状です。

男性患者さんが多い環境というのは、言い換えれば、男性特有の環境になるということです。

例えば、会話や病状説明なども、日常生活のことから、仕事のことまで幅広く網羅した内容を求められます。

もしかしたら、声を荒げたり、横暴な態度を取られる確率も女性より上がるかもしれません。

そういった点に悩み、働きづらさを感じているなら内科への転職をおススメします。

ご存知のとおり、内科は性別どころか、年齢も異なる様々な患者さんが対象になります。

特に、クリニックのような入院施設がない職場ですと、さらに対象となる患者さんの層が広がると思います。

いろいろな患者さんに接したい方にはとても向いている職場だと思いますので、ぜひご検討ください。

男性看護師が多いことに慣れないなら産科へ

先ほどは患者さんに焦点を当てましたが、看護師間の状況として、男性が多くないですか?

これは男性患者さんの体を対象とした診療などを行うことから、同性の看護の方は良いという観点からですよね。

この環境に悩み、辞めたいと感じている方はいませんか?

性別による環境の変化については、このご時世、本来あってはいけないようなものでしょう。

しかし、正直なところ看護師の世界は、まだまだ女性が圧倒的に多いです。

そのため、女性同士の輪に慣れている人も多く、男性看護師の参入で、何となく違和感を感じてしまう人がいるのも仕方ないような気もします。

これからはそういう問題も徐々になくなっていくのでしょうが、現実問題、どう対応していいのかわからない人もいるのが事実ですよね。

逆に私が経験したような職場では、状況が異なります。

救急部に勤めていた際に、男性看護師が数名いました。

というのも、救急部では体力的なパワーが必要な場面が多々あり、男性の力を必要だからです。

しかし、嫌煙されるどころか、医師はあまりに多忙すぎて頼れないので、身近にいる看護師の男性はとてもありがたい存在でした。

こういった環境であれば、性別関係なくお互いの長所を活かして働けるので良いと思いますが、もし現在こういった状況ではなく辞めたいと悩んでいるなら、ズバリ産科がおススメです。

ご承知のとおり、産科は女性を対象にしているので、女性の看護師が圧倒的な数を占める職場であるということです。

泌尿器科に比べると、「お産」に挑む母体を支えるという疾患を対象とした業務ではなくなるため、困惑することがあるかもしれません。

しかし、新しい命の誕生に関われる素敵な仕事です。

悩んでいるのであれば、ぜひ視野に入れてみてくださいね。

羞恥心が捨てられないなら眼科へ

これも、診療科特有の仕方ない状況と言えますが、生殖器を対象とした診療科なため、どうしても抵抗を感じてしまうことはありませんか?

特に先ほども述べましたが、対象が男性のため、どうしても違和感を感じることは仕方ないです。

いくら看護とはいえ、こういうことへの抵抗は、無くせない方は少なからずいらっしゃると思います。

これは余談ですが、私の友人で泌尿器科に勤めていた看護師が、ある時とても悩みながら、転職すると言ってきました。

理由を聞くと、毎日毎日あまりに多くの前立腺肥大などの症状や、精巣癌などを見てきたからか、生殖器を観察する癖がついてしまい、お風呂上がりの彼氏に良かれと思って指摘をしたところ、それが引き金となり別れてしまったそうです。

これは、その関係性にもよるとは思いますが、友人は「慣れないのも抵抗があるし、慣れすぎても苦痛」と表現していました。

私の友人のような思いは稀かもしれません。

しかし、もし似たような経験をして悩み、辞めたいと感じている人がいらっしゃたら眼科への転職をおススメします。

眼科は、眼以外の臓器は対象ではありません。

よっぽどのことが無い限り、衣服を脱ぐこともありませn。

それによって、患者さんとの間に緊張感のある空気が流れることもありません。

どうしても辞めたいと感じているなら、前向きに眼科を検討してみてください。

病院でもクリニックでも、基本的には同じような診療のため、働き方に合わせて自由に選択できると思います。

泌尿器科勤務の経験を活かせるのはどういった職場?

泌尿器科勤務を経験した方は、どのような職場が向いているのでしょうか?

今はまだ転職を考えていない方も、可能性として参考にしていいただけますと幸いです。

さきほどから繰り返し挙げていますが、泌尿器科は非常にデリケートな診療科ということが言えます。

それは、症状もそうですが、精神的なダメージにおいても、だいぶセンシティブな状況に置かれている患者さんが多いということです。

そういった患者さんの身体的な治癒だけでなく、精神的な支えも看護の大きな役割ですよね。

そこで、そういったスキルを十分活かせる他の職場といえば、婦人科です。

泌尿器科ととても似ている診療科に位置づけられるかもしれませんが、婦人科の疾患は妊娠や出産、女性的な審美要素も直結するため、心のケアが非常に重要です。

中には若くして重い疾患を抱え、生きる気力さえ失ってしまう女性もいます。

そういう患者さんの話を聞き、寄り添うことができるのは、これまでの経験を活かせる看護師さんではないでしょうか?

他にも、寄り添うことに長けているという観点から言えば、意外かもしれませんが救急関連の職場も良いと思います。

救急部などでは、入れ替わり立ち替わり新しい患者さんの治療を全力で行います。

命を救うことに重点が置かれるため、どうしても家族のケアや、患者さんの精神面でのケアは、その後の病棟での看護に任せてしまいがちです。

そこで、少しでも寄り添える姿勢を活かせれば、より良い看護が提供できるのではないでしょうか。

寄り添うことだけが業務とは言えないので、相性はあると思います。

しかし、将来を飛躍的に変えるチャンスになるかもしれませんので、前向きに考えてみてくださいね!

まとめ

いろいろお悩みを挙げてきましたが、だいたい当てはまりましたか?

他にも何か全く別の辞めたい理由があるでしょうか。

仮に、もしそれが職場の人間関係であるならば、診療科に関係なく転職先を探すことも良いかもしれません。

時に、執拗な人間関係などは、職場を変えるだけで簡単に悩みがなくなるものです。

いずれにしても、まずは皆さんが楽しく自分らしく働けることが何よりです。

何を重視するか見つめて、納得のいく職場を探してみてくださいね!

一緒にがんばりましょう、私も頑張ります!