透析室に勤務されている皆さんの中で、今の職場を辞めたいなと考えている人はいますか?
これを読まれているということは、少なからずお悩みがある状態なのだと思います。
それは、人によっては看護師を辞めてしまいたいほど、つらく悩ましいものになっているかもしれません。
ここでは、お悩み別の転職先についてご紹介していきます。
みなさんの新しい出発の参考にしてください。
透析室の看護師の悩み別おすすめ転職先
いくつか代表的なお悩みを挙げました。
皆さんに当てはまるものはありますか?
リスクをできる限り避けたいなら精神科外来へ
透析室では頻繁に穿刺と、それに伴う血液を扱う業務が中心になります。
これをリスクを取るか取らないかについては、個人差があると思いますが、少なくとも全くそういった業務を行わない看護師さんよりは、必然的に血液暴露の危険性は高まります。
ワクチンを打ったり、毎年の健康診断などで、管理をしっかり行っていることがほとんどでしょうが、心配になることはありませんか?
悩みという感覚よりも、もっと恐れに近い感覚かもしれません。
いつ事故が起きるかわからない緊張感を感じている人も中にはいるかもしれませんね。
これは不謹慎な気持ちでも、さげすむべき気持ちでもないと思います。
誰でも自分のことを一番に考えますし、リスクを感じながら働き続けるストレスは大変な負担です。
もしこのような点に悩んでいるのでしたら、穿刺業務のない精神科外来へ転職しましょう。
まれに採血が必要な時がありますが、他の診療科に比べて頻度はだいぶ少ないです。
そういった職場なら、血液暴露の心配は減らせます。
リスクを気にするあまり、大きな悩みとなって辞めたいと感じているなら、この選択肢も考えてみてください。
きっと、余計な心の負担が減り、気持ちが楽になりますよ。
患者さんともっと関わりたいなら外科病棟へ
病棟以外の職場で働くみなさんは、もっと患者さんと関わりたいと感じませんか?
これは透析室に限った悩みではないかもしれませんね。
さらに、透析室は比較的同じ患者さんが出入りするので、深くかかわることが可能な方なのかもしれません。
しかし、それでも幅広い年齢層の異なる疾患を抱えた方に関わるということは、なかなかできません。
やはり、看護の醍醐味というか、面白さといった面が強く感じられる病棟に、興味を持つことは誰しもあると思います。
様々な疾患に合わせた看護を行い、自分のスキルアップも目指したり、いろいろな可能性も広がります。
そんな思いを抱いているなら、ぜひ外科病棟へ転職するのが良いと思います。
外科病棟は、それこそ様々な疾患を直しに入院している患者さんと向き合い、その人に合わせた看護を提供します。
同じ疾患でも、ひとりひとり異なるため、新鮮なものを感じることができると思います。
新しい技術も身に着けることも可能ですし、それ以上に治癒をしていく過程に関わることは、透析室での感覚と異なると思います。
ご存知の通り、透析室での看護は、治癒の過程というより、生活の質を高めるためのお手伝いです。
腎臓の機能を直す場所ではありません。
そういう点においても、治癒過程を見ることの面白さが外科病棟では味わえると思います。
実際に、私の同期は透析室完備の腎臓内科から、外科病棟へ転職しました。
というのも、それまでは透析を行う患者さんのそばで、その人の生活を支えたいと思っていたのですが、もっと直接的に関わって、病気を治したいと考え始めたそうです。
そう思い始めると、気持ちは止められずに、考え始めてから、わずか2か月で転職していました。
今では、外科の病棟でイキイキと楽しく働いているという話を良く聞きます。
皆さんは、そこまで同じ気持ちの高まりを感じるまでに至っていないかもしれませんが、少しでも共感できる部分があるような場合には、職場を検索するだけでも、気持ちに余裕が出て、前向きになれますよ。
あまり悩みすぎて、辛くなってしまってからでは遅いので、何となくでも探してみることで、ストレスが減らせるかもしれません。
お試しあれ!
もう少し給与を挙げたいなら有料老人ホームへ
最後のお悩みは切実な問題です。
日勤勤務のことが多い透析室勤務の方の給与は、夜勤を含めた病棟の勤務より低いことがほとんどです。
何を取るかは個人の優先度の違いなので、一概には言えませんが、やはり一定の収入が安定してあることは、非常に重要です。
私も、一度日勤のみの職場に転職した際に、以前の収入より格段に下がってしまったことがあり、何とも言えない焦燥感に襲われたことを覚えています。
そしてそのことが大きなストレスになり、結局収入の安定している職場へ転職しました。
それが、有料老人ホームの仕事です。
もともと高齢者に関わることが好きだったので、偶然選んだのですが、働いてみて分かったことがあります。
それは、圧倒的に業務量が少なく、収入が安定するということです。
夜勤業務を全くやりたくないという方には向いていないご紹介になりますが、月に数回の夜勤は特にトラブルもなく、日勤は時間通りに帰宅できるなどゆっくり働くことができます。
特に、高齢化でこういった施設はどんどん増えていますので、引く手あまただと思います。
収入に関して悩んでいて、つらい気持ちを抱えているなら、こういった別の世界に視点を広げてみるのはいかがでしょうか。
知らなかった世界が見れて、新しい自分に出会えるかもしれません。
看護師を辞めたいと考えるほど追い込まれている時には、いっそのこと思い切って全く違う介護の世界に飛び込んでみるのも良いですよ。
透析室勤務経験を活かせる転職先はココです!
それでは、特に悩んでいるわけではないけれど、今後のご自分のステップアップに向けて転職を考えている人は、どのような選択をすればよいでしょうか。
いくつかおススメできる職場がありますが、やはり自身の経験を活かした強みを前面に押し出すのが良いと思います。
例えば、献血ルームや献血車などで働くのはいかがでしょうか。
言わずと知れた穿刺業務のオンパレードです。
これまでの経験を活かして、手際が良くストレスの少ない献血を提供することができると思います。
これは、献血を行う人にとって非常に重要ですし、非常に重要な仕事の一つです。
同じ理由で、他にも抗がん剤や痛み止めなどを投与する外来点滴室などで働くことも喜ばれると思います。
このように、ご自身のスキルを活かせる職場は他にもたくさんあると思います。
何を優先するのかなどを考え、自由に選択してみてください。
まとめ
お悩みとして当てはまるものはありましたか?
それとも全く別の人間関係などで悩んでいらっしゃるでしょうか。
いずれにしても、転職をすることで変わる問題であれば、迷わず新しい扉を開けていきましょう!
悩みが嘘のように、楽しい毎日が待っているかもしれません。
さらに、今が転職するほどつらいわけではない場合でも、気が付けば心底ストレスになっていて、すぐにでも辞めたいと考える状態になるかもしれません。
そうなってからでは、心の余裕もなくなりますので、今の内から何となくでも楽しく検索したりするのが良いと思います。
最後になりますが、看護師を続けられるように、一緒に頑張りましょうね!
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