皆さんは、毎日どのような気持ちで仕事に行っていますか?「今日も忙しいだろうけど、頑張ろう」という気持ちで仕事に向かう方が多いのではないでしょうか。

しかし、新人看護師の皆さんの中には「仕事に行きたくない」と感じながら仕事に向かう方も多いでしょう。

もちろん新人看護師の皆さんだけでなく先輩看護師たちも、このような気持ちになってしまうことがあります。

頻繁に仕事に行きたくないという気持ちになる場合、どうすれば気持ちを改善することができるのか、普段からどう心がければ頻繁に仕事に行きたくないという気持ちにならないのか紹介します。

現在悩んでいる新人看護師さんは、参考にしてくださいね。

どうすれば「仕事に行きたくない」気持ちを改善できる?

まず、頻繁に「仕事に行きたくない」という気持ちになってしまう場合、どうすれば気持ちを改善できるのか紹介します。実行してみてくださいね。

自分に自信を持つ

頻繁に「仕事に行きたくない」という気持ちになっている場合、あなたは自分に自信を持つことができていますか?

自分に自信を持つことができていない場合、知識やスキルに対する不安があるために「仕事に行きたくない」という気持ちになっている可能性が高いです。

私も新人看護師のころ、頻繁に「仕事に行きたくない」という気持ちになっていた時期があります。

「また先輩看護師に注意を受けるのではないか」、「患者さんに合った看護を提供できていないのではないか」という不安が強く、「仕事に行きたくない」という気持ちになっていました。

しかし、知識やスキルを高めることができるよう、毎日の振り返りや未実施の処置の予習などを行うようにしました。自分の知識やスキルに自信を持つことができるようになると、少しずつ「仕事に行きたくない」という気持ちになる頻度が減っていきましたよ。

自分に自信を持つことができるよう、日々取り組んでみてはいかがでしょうか。

行きたくない原因を把握する

皆さんは、自分が頻繁に「仕事に行きたくない」という気持ちになる原因を、自分で把握することができていますか?

プリセプターとの人間関係や先輩からの厳しい指導、仕事を覚えることができない、ほかの新人看護師より自分が劣っているように感じる、などのことが新人看護師が「仕事に行きたくない」と感じる原因として挙げられます。

原因は新人看護師によって異なります。自分が仕事に行きたくないという気持ちになる原因を把握するようにしましょう。原因を把握できなければ、「仕事に行きたくない」という気持ちを改善することが難しいですよ。

原因が把握できれば、その原因を取り除くように工夫して仕事をするようにしましょう。

思い切って転職をする

「仕事に行きたくない」という気持ちになっている原因を取り除くことができれば問題ありません。しかし、中には「仕事に行きたくない」という気持ちになる原因の改善が難しいこともあるでしょう。

自分の知識やスキルに対する不安が原因であれば、今まで以上に努力をすればいいですよね。

しかし、職場の人間関係や教育体制が不十分でない、いじめにあっていることなどが原因の場合、自分の努力だけでは状況を改善することはできません。

さらに、「仕事に行きたくない」という気持ちを改善するために上司に相談をした結果、さらに仕事に生きづらい状況となってしまうこともあります。

このような場合、働く環境を変えることを考えてみてはいかがでしょうか。

部署異動をしてもいいですが、部署異動だとうわさが広まってしまうこともあります。そのため、思い切って転職を検討しましょう。新人看護師も、教育体制が整っている病院であれば安心して働くことができます。

新たな環境で看護師として再スタートすることで、「仕事に行きたくない」という気持ちを改善することができますよ。

転職先で、再度同じことが原因で仕事に行きたくないという気持ちにならないように、転職活動は念入りに行うようにしましょう。

仕事に行きたくない気持ちにならないために、普段から心がけるべきこと

新人看護師の時期は、些細なことでも「仕事に行きたくない」という気持ちになってしまいます。しかし、普段の心がけでこのような気持ちになりにくくすることが可能です。

どのような心がけをすればいいのか紹介します。

毎日目標を決める

皆さんは、毎日目標をもって看護師として働くことができていますか?新人看護師の皆さんは、毎日を乗り切ることに精いっぱいで、目標について考える機会がないのではないでしょうか。

できれば、毎日「達成可能な目標」を立てるようにしましょう。難しい目標を立てる必要はありません。「患者さんと笑顔で接する」や「ナースコールを10回とる」など、簡単な目標で大丈夫です。

簡単な目標であったとしても毎日達成することで、看護師としてのやりがいを実感することができます。やりがいを実感できれば、「仕事に行きたくない」という気持ちになりにくくなりますよ。

休みの日は思い切りリフレッシュする

休みの日まで仕事のことばかりを考えていると、どんどん気持ちが落ち込んでしまいます。すると、ますます「仕事に行きたくない」という気持ちになり、職場に行くことすらできなくなってしまうかもしれません。

休みの日は仕事のことを忘れ、思い切りリフレッシュするようにしましょう。友人とショッピングをしたり、贅沢にエステに行ったりしてみてはいかがでしょうか。

リフレッシュをすることで、ストレスを軽減することにつながります。また、「次の2連休は旅行に行く」など楽しい予定を立てることで、仕事に対するモチベーションを高めることもできますよ。

新型うつの可能性はない?

どうしても「仕事に行きたくない」という気持ちが改善できない場合、あなたは現在、新型うつの状態になっているかもしれません。新型うつは、自分の好きなことをしているときは問題ないのに、嫌なことをしているときに抑うつ症状が激しく見られます。若い女性に見られやすいため、新人看護師の皆さんは、新型うつになる可能性が高いといえるのではないでしょうか。

新型うつの特徴をいくつか紹介します。当てはまるものがあれば、一度専門機関を受診してみましょう。

  • 集中力が散漫になる
  • 好きなことをしていると気分が明るくなる
  • 甘いものを食べたくなり、体重が増加する
  • 感情のコントロールができない
  • マイナス思考に陥りやすい

さいごに

頻繁に「仕事に行きたくない」という気持ちになっている場合、まずは原因を把握し自分に自信を持つことが大切です。また、普段の心がけで「仕事に行きたくない」という気持ちになりにくくすることもできます。

しかし、状況の改善が難しい場合は、新型うつの状態となっている可能性があります。「新型うつかもしれない」と感じるのであれば、専門機関を受診し、適切な治療を受けるようにしてくださいね。