1.「残業・休暇が取れない」潜在看護師の退職理由

残業が多いことであったり、休暇が取れないということは、看護師に多い退職理由のひとつになっています。特に仕事とプライベートを両立させたいと考える看護師の退職理由として、多く見ることができます。

若い看護師にとっては仕事も大事ですが、プライベートな時間を持つということも大切です。趣味を楽しみ友達と旅をして、恋人とデートするなどやりたいことはたくさんあり、そこは同年代の人たちと変わりません。そのため残業が多く、数日間のまとまった休暇を取ることができないことに、不満を感じる看護師は沢山います。

また、子どもがいる看護師ですと残業が多く休暇が取れないことによって、子どもと過ごす時間が少なくなってしまうという理由で退職を決心するというケースもあります。ただ看護師の仕事自体を辞めてしまうのではなく、残業がなく休暇も取りやすい病院などへ転職するという人が多くなっています。

2.「残業・休暇が取れない」を理由に辞めた看護師さんが復職した理由

残業が多く、休暇が取れないことを理由に辞めた看護師の中には、条件に合う職場が見つかったことによって復職することができたという人も多くいます。

看護師の需要がある職場は病院だけに限らず介護福祉施設や保育所、幼稚園、学校、企業の保健室などといったように多岐に渡ることもあり、多少のブランクのある潜在看護師は特に、病院以外の場所で再就職するというケースも多くなっています。

病院などの医療機関へ看護師として復帰する場合には、期間限定で残業のない派遣スタッフとして働くか、パートやアルバイトとして働く場合も見られます。

最近では看護師の働き方も多様化しているため、自分のライフスタイルに合った働き方も見つけやすくなっています。また、企業の保健室で働く産業看護師の仕事などであれば企業のカレンダーに合わせて休暇を取ることができるため、プライベートを大事にしたいと考える看護師にとっても人気の高い職場になっています。