那覇空港に診療所やクリニックはあるの?
那覇空港は多くの人が利用する国際空港ではありますが、規模としてはまだそれほど大きくはないため空港内に診療所やクリニックなどは設けられていません。そのため、看護師の求人が出されるということはほとんどありません。
また、空港内にはAEDといった緊急用の医療機器が準備されてはいますが、使用に際しては研修を受けた空港職員などが行うことになっています。更に、空港内には薬局が設けられていて、薬が必要な時には市販薬に限って自分自身で購入することができます。
そのため、那覇空港内では看護師は求められていないため、どうしても那覇空港で働きたいのであれば看護の仕事以外の職種で求人探しをする必要があります。
グランドアテンダントとして
診療所やクリニックが設けられていないとはいっても、空港内で看護師の資格や経験がまったく役に立たないというわけではありません。職員を含めて多くの人が利用する那覇空港では、急病人やケガ人が出るということもしばしばあるため、そういった時には看護師の資格や経験があると重宝されます。
どうしても看護の仕事を中心として働きたいという人にとってはあまり向いていませんが、カウンター業務や案内業務などといったように空港内にはさまざまな仕事があります。特に案内所は急病人などがはじめに訪れる場所にもなりやすいため、看護師の資格があると有利となる場合があります。
その他では、検疫所でも看護師の資格があると健康リスクの説明に説得力があるとして採用されやすくなる可能性があります。自分の知識や経験を活かすことができる職種は、根気良く探すしかありません。
今後の那覇空港
利用者数が増加する傾向にある那覇空港では、将来的に診療所やクリニックが開設されることも期待することができます。その際には看護師の需要も高まりますから、求人募集が出される可能性もあります。
ただし、他の空港でもそうですが、空港内に診療所が開設される際には大学病院や規模の大きな医療機関などから職員を派遣するというケースが一般的になっています。そのため、一般に新規で看護師求人が出されるということは残念ながらあまり期待することができないかもしれません。
実際に開設されることになった場合、どこの病院から派遣されるのかといったことは関係者でなければ分からないため、どうしても空港内で働くことを希望する場合には、とりあえず求人情報をこまめにチェックして自分に向いている職種を探す方が早いかもしれません。
那覇空港とは
那覇空港は、沖縄県那覇市にある国際空港で、沖縄への空の玄関口であり沖縄エリアのハブ空港としての役割も果たしています。
那覇空港の国内線は、久米島や石垣島といった沖縄エリアのほか、東京や大阪をはじめとして全国各地から飛行機が乗り入れていて、国内線旅客数では全国第4位です。
利用者の多くはビジネスマンや観光客ですが、最近ではバニラ・エアやピーチ・アビエーションといったLCCも就航を開始していることから、とりわけ夏休みシーズンには観光客が増加する傾向にあります。
また、国内線ターミナルには日本で唯一の免税店が設けられていて、日本国内でいながらにしてブランド品を免税価格によって購入することができるのが那覇空港の特徴です。免税店は他の地域から沖縄を訪れた人、沖縄から他の地域へ旅行に行く人からも人気が高くなっています。
そして、那覇空港の国際線については中国や台湾、韓国、香港といったアジア各地から、アメリカやヨーロッパ方面からの乗継空港としても利用され、国際色豊かな空港です。今後もターミナルビルのさらなる拡張が計画され、さらに多くの利用者数が見込まれています。