イベントナースは大まかに、

  • コンサート会場での救護室待機
  • 移動教室や自然学校での付添業務
  • スポーツイベントでの救護班業務

の3つに分けられます。

そのうちテレビ局関連の求人は、1つ目の「コンサート会場での救護室待機」が該当します。

コンサート会場での救護室待機=テレビ局関連のイベントナース

番組から派生したイベント、コンサート、お祭りなどは主に運営側がテレビ局であることに由来しています。

中には定期的に開催されるイベントもありますが、基本的にテレビ局関係のイベントは不定期であり、いつイベントが発生するか分からないのが最大の特徴です。テレビ局の都合でいきなりイベント開催が決まり、急遽看護師を含めたイベントスタッフを集めなくてはならないこともあります。

とは言っても、求人が出回りやすいのは大雑把に言って5月から7月にかけてのイベントを開催しやすい夏休み、ゴールデンウィークと言った大型連休、長期休暇の時期で、テレビ局関係以外のイベントも多い季節です。バイト期間としては、1か月くらいの長期イベントから数日の短期間のもの、1日だけの単発まで幅広くあります。

また、参加するタレントやスポンサー側の都合に左右されることも珍しくなく、開催期間が変更になることも大いに有り得ます。そうした突発事項に動じず、対処できる柔軟性が求人に応募する上で必須のスキルとです。

テレビ局関連のイベントナースの仕事内容

基本的にイベント会場の救護室で待機し、急病人、怪我人が出たら応急処置を施します。

特にテレビ局関連のイベントは夏場が多く、熱中症患者が出やすい時期のため熱中症対策には念入りに力を入れておく必要があります。また、人が密集するイベント会場では様々なアクシデントが予想され、大規模なイベントほど転倒者や体調不良が続出しやすいため看護師がいないことにはイベント自体が成立しません。

基本的にイベントナースは1名体制ですが、大規模なイベントの場合、念のために数名体制で救護室に詰めておこうというテレビ局もあります。

イベントナースに応募する上で必須な条件

  • 柔軟にトラブルに対処できること
  • 不意のアクシデントに強いこと
  • 迅速な対応ができる判断力を備えていること

テレビ局関連のイベントには有名人が多数参加することが予想されます。自分自身のミーハーな心を満たす点ではメリットになり、有名人たちに気を取られて怪我をしたり、急病人が出たり、熱狂的なファンの予想だにしない行動でトラブルが生じやすく、通常のイベントよりもはるかに危険が増すのがテレビ局関連のイベントの特徴でありデメリットです。

テレビ局関連のイベント開催地域の偏り

イベント会場は全国どこでもありますが、特に多いのが東京を中心とした関東地方、関西地方などの大都市圏です。人が多く集まりやすく、テレビ局の本拠地が置かれていることからイベントを開催する上で大変都合が良いからです。関東地方や関西地方に住んでいる人にとっては応募しやすい環境が整っていますが、逆にこれらの地域に住んでいない人の場合、移動時間が応募におけるネックです。

応募する際には交通費が支給されるか否かをしっかり確認する必要があります。また、イベントナースの仕事は待機時間が意外と長く、退屈との勝負でもあります。その上でいつトラブルが起きるか分からないため、待ち時間の退屈に負けずどんなトラブルにも対応できるだけの集中力を持続させられる持久力が必要とされてきます。

多くない募集枠の中に入り込むために、自分の臨床経験や対応力、判断力を面接や書類に示せるだけ示しましょう。出来れば過去にもイベントナースの仕事をしたことがあれば有利に働くため、その点を大いに主張して下さい。