眼科診療アシスタントとは
どんな資格?
実は「眼科診療アシスタント」という名称は古く、2004年以降に変更され、現在は「眼科コメディカル」と呼ばれています。英語では「Ophthalmologists Association」、略称OMAという名称でした。別名眼科検査員、眼科診療補助員など、眼科における検査を行う職業資格です。
似たような資格に視能訓練士がありますが、視能訓練士は検査専門の職業で、眼科診療アシスタントは検査以外に病院での受付、会計と言った医療事務の仕事をすることもあるため、眼科における便利屋な職業資格になります。
コメディカルという名称は「医師以外の医療従事者」のことで、眼科で働く看護師が眼科医のもとで経験を積み、資格を取得するパターンが多いのが特徴です。そのため眼科で看護師が取得できるスキル、資格のひとつに数えられています。
認定先 | 日本眼科医会 |
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資格保有者数 | 800,000名 |
難易度・合格率 | 難易度はそれなりに高く、試験問題がひねくれていて、ひっかけ問題が多いのが特徴です。問題内容は言わば普通に眼科で戦力になれるレベルのものですから、眼科で働いたことのある看護師なら普通に合格できる難易度ということです。 |
眼科診療アシスタントの資格を活かせる職場
眼科のある診療所、クリニック、総合病院、大学病院、眼鏡ショップなどです。メガネを作る際に検査をし、お客さんに合ったメガネを調整するという仕事があります。そのためメガネショップでは店員を募集する際に資格の有無を問い、採用するかどうか決めます。
眼科診療アシスタントの将来性
個人の眼科医が経営するクリニックで採用されやすいのが特徴です。大学病院や総合病院など、検査を重視する職場では視能訓練士の方が採用されやすく、個人クリニックではその逆です。
理由として、視能訓練士は技術に力を入れ過ぎて給料を高く設定しなくてはならないからです。そのため、給料を低く抑えられる眼科コメディカルの方が個人クリニックで好まれる傾向にあります。
加えて、眼科コメディカルと視能訓練士、双方に言える共通点は、圧倒的に女性が多いと言う点です。もともと眼科は女性の比率が高く、眼科医も女性がなりやすい傾向にあるため、女性が眼科で働いているのは珍しい話ではありません。
資格取得の際も、受講してみれば女性ばかりというのが目立ち、女性が一人前に働く上で有利になるでしょう。また、眼科コメディカルは医療事務の仕事を任されることもあるように、多数の人材を雇えない病院で好まれ、採用されやすいという特徴があります。
眼科診療アシスタントの資格取得者のお給料事情
現在の月給の相場は、おおよそ20万円前後です。年収だと240万円から250万円ほどとなっています。パートやアルバイト、派遣の場合は、時給1,000円から1,500円くらいが相場です。
これはあくまで平均であり、眼科で長く働いて経験を積んでいると経験を買われて更に給料が高くなります。普通に看護師として働いていた場合に、資格を取得して給料が上がることもあります。
眼科診療アシスタントの資格取得のポイント
受験資格 | 日本眼科医会の会員の眼科医のもとで働いていること、その上で試験の受験前に眼科コメディカルスクリーニングという講習を受講することで受験資格を得られます。
勤めている眼科に申込書が届き、必要事項を記入して眼科医に署名捺印して提出すれば翌年に受講できます。講習は全部で5回行われ、受講費用は2万円です。毎年3月ごろに実施されており、講習が行われる頃になると案内が来ます。 |
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審査方法・試験内容 | 筆記試験 |
受験日程 | 2014年(平成26年)5月8日(木) |
費用・会場 | 各都道府県ごとにある眼科医会で設定しているため、地元以外の会場は受験できません。 受験費用:4,000円 |
問い合わせ先 | 日本眼科医会 電話:03-5765-7755 |
詳細な情報がわかるURL | 日本眼科医会 http://www.gankaikai.or.jp/index.html |
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