転職をしたい理由は?

自己分析において、転職をしたい理由を考えるということは、転職先に求める条件を絞りこむための一番の情報源としてとても大事なことです。

それ以外にも、転職したい理由は面接時にも必ず尋ねられる内容であるため、念入りに考えておくべきものです。また、本当に自分が転職したいのかという確認作業としても有効であり、自己分析の結果として最終的には転職せずに済むこともあります。

それでは、今の職場を辞めて別の職場へ転職したい理由について、具体的に考えていきましょう。

今の職場の印象を書き出す

今の職場に対する印象について、思うままに書き出していきましょう。このときには、良い印象と悪い印象の両方を挙げていくことがポイントです。嫌な印象は転職したい理由になりますし、良い印象は転職先へ希望する条件になります。

仕事と生活を結び付けて考える

その上で、良い印象や悪い印象を持った理由も考えて、現在の生活と結びつけてみます。自分が看護師として働いていることに対する考え方も洗い出し、プライベートの時間と働いている時間のどちらを重視しているかも考えます。

自分の性格を掘り下げる

自己分析では当然のことながら、自分の性格や考え方も掘り下げます。例えば、プライベートの時間を大切にしたい人であれば、残業が多い点は悪い印象になるので、残業が少ない職場を探す上で明確な転職理由になります。

今の職場で給料が良いのであれば、次の職場にも相応の給料を求めたいという根拠になります。また、これだけは絶対に嫌ということもここで考えておくと良いかもしれません。

上気を参考に転職したい理由を明確にしてみて下さい。その際に、できるだけ正直な理由を挙げていくと、退職の希望を出す際の理由としても根拠になります。もちろん、理由をすべて退職届に記載する必要はありません。

転職先に求める条件は?

転職をしたい理由が明確になったら、最終的に「転職先に求める条件」を洗い出していきましょう。まとめるのは最後で構いません。転職をしたい理由と結びつくものは出来るだけ多く挙げることが好ましいです。例として、看護師が次の職場に求める条件として多いものを挙げておきます。

金銭面

看護師の転職理由として、給料や昇給制度、夜勤手当や通勤手当の有無などといった金銭面は良く挙げられる条件です。

休暇

休暇に関して条件を重視する人も多く、しっかり有給を消化することのできる職場であること、長期休暇や年始年末の休暇などといったように種類が多く休みやすい職場は魅力的です。

夜勤の有無

夜勤という勤務形態は、心身の負担になって健康を害していく危険性も増していくものです。また、家族や友人との予定を合わせにくいなどといった理由もあって、夜勤がないという条件を求める人も多いです。

その逆に、夜勤手当などのメリットを重視して夜勤ありの求人を選ぶ方もいます。

キャリアアップ

転職を単に職場を移ることと考えず、キャリアアップやスキルアップの機会であるとして考えているのであれば、教育制度の充実ぶりが条件となります。自己分析をしていくと看護師として新たなスキルを得たい人は多いため、重要度が高い条件でもあります。

こういった例を参考にして、最後は、自分が転職先に求める条件をまとめてください。

自己分析チェックリスト

  • 転職したい理由を明確にする
  • 転職先に求める条件を洗い出す
  • 転職先に求める条件をまとめる