夜勤の仕事と日勤の仕事が組み合わさっていると、曜日の感覚が時間の感覚が分かりにくくなることがあると思います。
一般的に言われる「花金」という言葉(今はあまり使われないか)も、看護師にはあまりぱっとしない言葉であり、休日も勤務することがあるため、カレンダーに関わらず、自分のシフトで曜日が作られているような感覚になることもあります。
そういった独特の時間の流れの中で、いかに自分のペースを保っていけるかということが、自分の体調を整え、仕事を続けていくことができる基盤になってくると思います。
特に夜勤をしていると24時間の時間の流れすら、毎日違うパターンで動くことになりますから、その変わる時間の感覚にもついていけるようにならなくてはなりません。
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる、毎日夜に休むという一見当たり前のようなことが、夜勤を行うことでできなくなってしまいます。
そのため、時間の使い方に上手にならなくては、体調を崩したり、疲れがたまっているのに、眠れないなんてことになったりしてしまうのです。
そんな体調の変化に気付けるときはまだいいのかもしれません。いつの間にか疲れがたまっているということも多いように思います。
肌が荒れる、眠れなくなる、女性なら生理不順など、看護師をしている中で体調を崩してしまう人も多いのではないでしょうか。そこまで崩してしまうと大問題ですもんね。
看護師という仕事をしながら、自分の体調を崩してしまうのでは、患者さんにいくら健康指導をしても説得力がなくなってしまいますし、何より仕事を続けることが苦痛になってくると思います。
そういったことにならないためにも、上手に変則的な勤務に付き合わなければなりません。
夜勤前後の休む時間を調整する
特に夜勤の前後の休む時間は、きちんと休むことができるかどうかということが重要になってくると思います。夜勤だけの勤務なら、一定のリズムをつかむことができるかもしれませんが、日勤に戻るための調整も必要になってきます。
時間を有効活用するという意味で、休む時間を考えるということもあると思いますが、翌日の勤務やその後のシフトの流れを見て、休む時間を調整するということも必要だと思います。
例えば、夜勤が続く勤務の時は、そのままリズムを戻すことなく、昼間に休む時間を長くする方が、連続する2回目以降の夜勤がキツイと感じにくくなったりします。
逆に、夜勤の後に日勤が続くような場合は、いくら夜勤明けで疲れていると言っても、日中に長く休んでしまうと、眠れなくなることもあります。
疲れているとき、あえて休まずに活動してみる
ただただ疲れている分だけ、その時に休むといった方法ではなく、流れや時間を決めて休むことも必要になってくるということです。当たり前かもしれませんが、そういった時間の使い方で、身体のリズムというものが形成されていくように思います。
例えば、疲れているからと、ずっと家に引きこもっていても、案外疲れが取れないと感じることもありますよね。そういったときは、休むリズムが崩れてしまっているのかもしれません。
少し出かけて身体を動かすなど、休む時間と動く時間のバランスを考えてみるとよいのかもしれません。疲れているのは、睡眠が足りないだけではないのです。
身体が凝り固まった状態でいることも疲れを増強させてしまうということを覚えておかなくてはなりません。
「寝だめ」は逆効果
私は、「寝だめ」ができるのではないかと思っていたことがあり、休める時は、とことん寝るというのが、身体のためだと思っていました。若い時は本当に時間があればいくらでも眠れて、それで疲れが取れていたんですけどね。
気づいたら眠れなくなることも出てきて、動かさないと身体も固くなるし、体力も衰えていくことを実感させられるようになりました。
この年齢でこれを感じるなんて、どんだけ日頃運動していないんだろうと自分でも思いましたが、それでも、ただ休むということと身体の調子を整えることとは違うのだと知りました。
長く看護師を続けるために、この不規則な勤務と付き合っていくために、休むことを考える時間をまず作ってみてはいかがでしょうか。
早めの行動が◎
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