病院やクリニックなどには様々な診療科がありますが、産婦人科は他とは異なる特徴を持っていますよね。

その一番の特徴は、何といっても女性に特化した診療科であることです。

女性患者さんへの対応は、あらゆる角度からの、精神的なサポートが重要です。

そのような職場で働いている皆さんのお悩みは、どういったものでしょうか？

どんなことが辛くて、辞めたいと感じていますか？

ここではお悩みを解決するために、新しい職場への転職をご紹介させていただきます。

私もいくつか転職をして、やっと満足のいく職場で働けるようになりました。

皆さんの新しい一歩を踏み出すために、お力になれたら嬉しいので、ぜひご参考にしてください。

お悩み別の転職先候補はコチラ！

こんなお悩みを抱えていませんか？

もっとスキルアップを追求したいと考えているなら教育関連の職場へ

産婦人科の病棟も、外来も、クリニックなどの小規模の施設でも、共通して言えることがあります。

それは限定的な症状の対応に終始するということです。

もともと、女性特有の症状を対象に治療や、処置を行う診療科のため、他の診療科のように幅広い年齢層や疾患を対象にすることはありません。

それゆえ、看護業務においても、限られた対応を毎日繰り返すことになります。

例えば、出産を控えた女性のケアを行うとします。

出産時のトラブル等で、その時々の処置は必要になったりすることはあるものの、基本的には新生児を無事に取り上げるまで、妊婦さんをフォローすることの繰り返しです。

また、女性の疾患の代表格でもある卵巣や子宮頸の疾患の場合にも、メンタル的なケアや、術後などの対応もほぼ確立されたものになります。

そういった日々の対応に、もやもやした気持ちを抱いている人はいませんか？

ご自分のスキルがあまり伸びていないような気になり、心配になったりしているのではないでしょうか。

そのような場合には、看護学校への転職をおススメします。

看護学校は皆さんも卒業されているので、よく理解されていると思いますが、ここで言う学校とは、助産師を教育する施設です。

これまで、あなたが培ってきた「生きた経験」をそのまま伝えられる職場です。

次の新しい世代の育成に貢献し、教育することを通して、指導方法のスキルアップなどにもつながります。

新米のお母さんを指導してきたスキルも、形は異なりますが、同じ教育という面で学校教育にも、とても役に立つのではないでしょうか。

女性患者への対応が辛いなら小児科へ

特に婦人科は、看護業務を行う上で、つらい気持ちになることがとても多くあります。

具体的には、とても若い患者さんが、卵巣腫瘍などで、周囲の臓器を全て取り除く必要があると医師から宣告されたとします。

患者さんは、命には代えられないと分かっていても、出産することができなくなるという現実に、打ちのめされてしまいます。

それを間近にみているあなたは、少なからずとても心を痛めるのではないでしょうか。

女性であるからこそ、失う気持ちが容易に想像できます。

そのような毎日に心が疲弊し、辞めたいと考えてしまうのも仕方ないですよね。

そんな時は、小児科へ転職するのはいかがでしょうか？

小児科では、様々な疾患の子供たちが待っています。

重症な子供もいれば、入院の必要のない軽症な子供もいます。

しかし、共通していえることは、楽しい毎日を過ごせるように、明るい雰囲気を作っていることがほとんどです。

これは婦人科とは大きく異なる点ですよね？

婦人科は明るいといよりも、落ち着いた女性らしい空間作りに注力していることがほとんどです。

それは、とても柔らかい雰囲気を作り出し、素敵なことなのですが、落ち着きすぎている雰囲気は、活力を奪い、気持ちをより落ち込ませてしまうこともあります。

それと比べ、小児科はそのような雰囲気がありませんので、環境を大きく変えたいと考えているなら、おススメです。

また、小児科は両親とのかかわりも必要な職場ですので、これまで産科で気づいてきた母やとの関りのスキルを活かすことができると思います。

疾患に関わりたいなら外科系の職場へ

さて、これも産科特有の環境です。

産科に来る女性は、基本的には疾患を抱えているわけではなく、出産のためにやってきます。

ご存知のとおり、出産は病気ではありません。

生活の営みの一部です。

新しい命が生まれてくる瞬間に立ち会う素晴らしい職場ですが、ふと病気の人の役に立ちたいという看護師の基本精神のような感情にとらわれてしまうことはありませんか？

病院に来たときは、重い症状だった患者さんが、とても元気になった退院していく姿を目にした時の喜びは格別です。

そんな悩みを抱えているのなら、迷わず外科系の職場へ転職してはどうでしょうか。

外科系の職場では、毎日多くの患者さんが病気と闘っています。

そんな人たちを支え、また日常生活に戻っていってもらう過程に携われることは、悩んでいるあなたに合った職場だと思います。

ブランクなどを考え、足がすくんでしまうなら、クリニックや外来などの、急性期を避けた職場から始めてみるのはどうでしょうか。

「治癒」という方向に向かって一緒に進める喜びを、ぜひ感じてみてください！

産婦人科勤務経験を活かすなら、こんな職場がおススメです！

これまでは、主なお悩みと、それを解決するための転職先をご紹介してきましたが、それ以外にもお勧めの職場があります。

ここでは、産婦人科勤務を経験している皆さんの強みを活かした転職先をご紹介します。

先述しているとおり、女性を対象に看護業務を行ってきたあなたは、文字とおり女性の対応に優れていると言えるでしょう。

女性は、ホルモンバランスなどから、どうしても精神的に不安定になってしまうことがあります。

そこに加えて、疾患等の自分の置かれている状況に絶望し、涙し、鬱病に近い状態まで自分を追い込んでしまう患者さんも少なくありません。

または、出産を控え精神的に不安定になっている女性によりそったりすることも、たびたびあるでしょう。

そういった人をケアしてきたあなたは、寄り添い、傾聴し、立ち上がれるように心のケアも一緒にしていることでしょう。

そのようスキルを持っているならば、がん専門病棟などへの転職がおススメです。

がん専門病棟は、もちろん女性だけではなく、男性もいますし、症状も様々です。

しかし治療として付きまとう症状の一つに容姿の変化がありますよね。

具体的には、抗がん剤による脱毛や、浮腫み、または手術による体の一部の喪失などです。

これらは、身体的な問題に加え、精神的なダメージが非常に大きいため、心のケアが必須です。

そこで、産婦人科を経験したあなたなら、患者さんの心に寄り添うことができるのではないでしょうか。

特に、女性は乳がんで胸を切除したり、脱毛で人相が変わったりといったような容姿の変化対して敏感です。

これまでのあなたの力を別の形で発揮してみませんか？

まとめ

いくつかの転職先をみてきましたが、いかがでしたか？

職場として、すこしでも興味がある場合には、まずは検索してみることから始めると良いです。

看護師さんの職場はたくさん選択肢がありますので、自由に選んでくださいね！