循環器系の職場で働いている皆さん、どのような悩みを抱えていますか?
もしかしたら、看護師を辞めたくなってしまうほど、思い詰めている方もいるかもしれません。
そうなってしまう前に、一緒に新しい転職先について考えてみませんか。
きっと新たな可能性について、前向きに考えられるようになりますよ。
まずは、お悩み事のおススメの転職先について見ていきましょう!
新しい転職先としてこんな選択肢があります!
お悩みポイントはたくさんあると思いますが、私の経験から、いくつかのものを挙げてみましたので、ご参考にしてくださいね。
急変対応がつらくて辞めたいなら、内科系の職場へ
循環器と言えば、急変対応などの臨機応変な処理が特徴ではないでしょうか?
外来やクリニックなどの入院設備のない職場では、あまり遭遇することもないと思いますが、入院施設などでは頻回に起きます。
比較的軽症な不整脈の対応から、重篤な症状への対応まで、実に様々なことが起こります。
私も以前に、新生児から成人までの、何でもござれの循環器系の職場で働いていました。
職場にもよると思いますが、私の職場では、ほぼ毎時間のように何かが起きて、最初の内は全く気が休まらずに、辞めたくて仕方ありませんでした。
というのも、小児と成人の対応が同時に必要となる上に、最悪なことに両方を担当している場合も多く、自分の中で対応を混乱してしまうこともありました。
そういう意味でのストレスが大きく、大変疲れた数年間でした。
結局、年齢層を分けるような設備に作り直したことから、ストレスフルな環境の中で働く必要がなくなり、救われましたが、同じような思いをしている方はいませんか?
この種のストレスは、経験しないとなかなか伝わりにくい点がありますが、常にミスをしないように気を張っている、変な緊張感があるのだと思います。
そういう場合には、内科系の職場をおススメします。
それも、できる限り外来やクリニックなどの、小さめの規模の職場です。
規模が小さくても、急変などが起きる可能性はゼロではありませんが、限りなく少なくすることができます。
さらに、頻発したり、同時に起きたりというストレスから解放されます。
特に、循環器の知識は、内科系の職場でも大いに活かせますので、こういったことで悩んでいる人は、検討してみてください。
心電図やエコー結果に苦手意識があるなら、眼科へ
一度苦手意識を持つと、なかなか克服しずらい「心電図」や「エコー」へのアレルギー反応。
周りにも、苦手という声を持っている人はいませんか?
慣れてしまえば、簡単に読むことができると感じるかもしれませんが、知識や経験がいくらあったとしても、生理的に好きではないという人もいるかもしれません。
私は、どちらかと言えば、好きな方だったので、あまり苦になることはありませんでしたが、同期の何人かは、やはり根本的に好きな分野ではないと言っていました。
そして、あまりにストレスに感じていたようで、病院内で移動をすることになりました。
その移動先が眼科です。
ご存知のとおり、眼科では心電図を読むような機会はめったにありません。
手術も局所麻酔なので、全身的な侵襲もありません。
一見すると、刺激的な診療科と比較して、物足りなさを感じるかもしれませんが、私の同期はどっぷりと眼科の世界にはまりました。
それは、眼科は他の分野とは異なり、まずは、病態がシンプルで分かりやすいということ、ところが、看護業務においては、病態とは逆に大変奥が深いのが特徴です。
例えば、心疾患などの循環器の患者さんに何かが起きた際の対応方法は、ほとんどの看護師さんが思いつきます。
それは、急変対応など最低限に必要な救命方法を学んでいるからです。
では、逆に眼科の患者さんのへの対応って想像ができますか?
具体的には、視力を奪われている患者さんの看護などです。
もともと視力に問題のある患者さんばかりではありません、検査や手術によって突然見え方に問題が生じる人も多いのです。
そういう人は、正常な時の見え方の時以外の生活の方法、たとえば歩行一つも分からないの状況なのです。
これが想像以上に奥が深く、看護の力を必要とすると同期は言っていました。
医療機器や薬品を使った治療ではなく、自分の力で看護をするということを熱く語っていたのを思い出します。
皆さんが同じ感想をお持ちになるかは分かりませんが、少なくとも新しい世界の扉を開くことができる職場のようです。
幅広い知識を身に着けたい思っているなら救急関連の職場へ
循環器を経験している場合、ほとんどが、心疾患を中心とした患者さんへの対応経験を積んでいることがほとんどです。
全ての臓器にとって重要な循環器の病態などに詳しいことは、強みでもありますが、それ以外の経験が得にくいと感じたことはありませんか?
来る日も来る日も、同じような処置に追われ、慣れてしまえば、ルーチン業務にできるくらい、パターン化するのが循環器ではないでしょうか。
そういった点に、スキルアップの限界を感じて、辞めたいと思っているなら、救急関連の職場への転職がおススメです。
救急部は、毎日様々な患者さんが、引っ切り無しにやってきます。
一定のパターンはあるとはいえ、患者さんの状況も目まぐるしく変わるので、臨機応変な対応が求められるため、スキルアップにはもってこいの職場です。
さらに、来院する患者さんは、最終的には循環器の問題に行きつくことも多く、これまでの知識や経験も十分に活かせます。
もともと基礎的な知識を備えていれば、その上に新しい知識を載せていくことは比較的容易です。
向上心を絶やさずに、さらなる高みを目指す方は、このような選択しがあることも、視野にいれてみてください。
きっと、大活躍されるのではないでしょうか。
循環器科勤務経験を活かした転職先は他にもいろいろあります!
先に結論から言ってしまうと、循環器系の職場の経験を積んでいる人は、どのような職場でも上手くご自分の経験を活かせると思います。
心臓外科にしても、循環器内科にしても、心臓のメカニズムや病態の理解しているということは、全身管理ができるということです。
さらに、輸液管理も精密に行うことにも慣れているため、たとえば小児科などの分野でも重宝されるのではないでしょうか。
小児科の治療はすべてが細かく、徹底的に計算されています。
分単位で投与量を変更したり、体重により微調整したりと、正確さが求められる業務です。
他にも正確な管理と言えば、腎臓内科のようなインアウトを把握する必要がある職場も向いていると思います。
とは言え、だいぶ環境の異なる職場になるので、もし不安であるなら情報収集から始めてみるのも良いのではないでしょうか。
次の候補が、ある程度自分の中で挙がっていると、次の選択肢もあると前向きになることができます。
実際に転職するかどうかは、最終的に焦らず決めれば良いのだと思います。
おわりに
皆様は、他にも様々な悩みがあるでしょうか?
もしかしたら、循環器に由来する問題というより、他の職種との関係性や、同僚との人間関係などがあまり上手くいっていないことが、辞めたい理由に挙がっているかもしれません。
しかし、仮に上記で挙げたような診療科特有の問題で悩んでいるなら、他の職場の可能性についても考えてみてくださいね。
今よりもっと楽しく働けるかもしれませんよ。
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