皆さんが看護師業を辞めたいと思う時はどのような時ですか？

患者さんと折り合いがつかない時でしょうか。

それとも、同僚や福利厚生の問題などの職場環境に大きく影響される理由でしょうか？

いずれにしても、一度辞めたいと感じてしまってからは、そのことしか考えられないくらい悩みは大きくなりますよね？

ここではCT室に勤務されている方のお悩み別の転職先をご紹介したいと思います。

今、職場を辞めたいと感じてこれを読まれている方は、ぜひご参考にしてくださいね！

お悩み別のおすすめ転職先のご紹介

人によって悩まれている問題はいろいろあると思いますが、メジャーないくつかの例を挙げました。

皆さんのお悩みに、当てはまりそうなものはありますか？

ピッタリ当てはまらない方も、何かの参考になるかもしれませんので、最後までお付き合いくださいね。

放射線が気になるなら内科病棟へ

何といってもCT室の最大の特徴は、どの職場より被ばく量が多い危険性があるということです。

ご承知の通り、この線量は、人体に健康被害を与えるほどの量ではありません。

ごくわずかな量です。

しかし、頭では理解できていても、気持ち的に嫌な気分を持ったまま働いていませんか？

拭いきれない不安と言った方が正しいかもしれません。

それはきっと、安全なレベルであるものの、リスクがゼロではないという不安なのだと思います。

これから出産を控えている人などは、とくに神経質になってしまうポイントでもありますよね。

そういったことで悩んでいるなら、内科病棟への転職がおススメです。

内科病棟では、たまにポータブルのレントゲン撮影が依頼されたり、抗がん剤の使用があるものの、リスクとしてはとても低い環境です。

そのような環境で安心して働きませんか？

実際に、私の友人は妊娠を機に、CT室の勤務から内科病棟へ異動しました、

被ばく量を気にしていたというよりは、何か間違ったことが起きて、赤ちゃんに影響が出たらどうしようという不安と心配に毎日押しつぶされそうになったからです。

そんな悩みを抱えた不安定な状態では、健康な赤ちゃんを産むことは難しいと考えたからです。

実際の影響より、精神的な負荷の方を気にしていたのです。

この感覚は何となくわかるような気がします。

いくら安全と言われていても、不安なものは不安になりますよね。

それならば、物理的に被ばくをすることのない職場へ転職した方が、精神衛生上、一番良いと言えます。

これまで内科に勤務したご経験のない方でも、大丈夫です。

比較的病状も安定していますので、ゆっくり自分のペースで業務に慣れていくことが可能です。

何を取るか悩んだら、とりあえず検索から始めてみるのも良いかもしれません。

しっかり患者さんと関わりたいなら精神科へ

CT室では、検査を受けに来た患者さんと一期一会に近い関りを持ちます。

もちろん中には、経過や治療のために、複数回撮影を行うことで顔見知りになる人もいるでしょう。

しかし、ほとんどの場合が、その一回きりの関りです。

この業務に関して丁度良い距離感と感じる人はストレスになることもなく、楽しく働けると思います。

しかし、もっと自分なりの看護をしたり、深い関りを持ちたいという悩みが出てくる人も多いのではないでしょうか。

看護師の醍醐味ともいうべき部分なので、そう感じてしまうのも納得です。

そう思い始めると、現状がつらくてつらくて辞めることばかり考えてしまいませんか？

そんなお悩みを抱えている人は、思い切って精神科へ転職してみましょう！

精神科は、勤務経験がないと、抵抗を感じる人も多いと思います。

しかし、患者さんとじっくりかかわれる職場だという点では一番です。

精神科病棟では、長期入院している患者さんが大部分を占め、必然的に長くかかわることが必須になります。

精神科特有の疾患の理解や関わり方を会得する必要はありますが、きちんと向き合うことを渇望している状態の方であれば、すんなりと入り込める分野だと思います。

これまで転職先の視野に入れてこなかった人は、ぜひご検討ください。

安定した収入を希望するなら救急部へ

何といっても、CT室の最大のデメリットは、このお悩みではないでしょうか。

夜勤業務や残業がほとんどないこの職場は、収入面で満足のいく結果になることが難しいと言えます。

これは、勤務形態によるものなので、ある意味仕方のないことですが、生活の変化などによっては、悩みになったりしますよね。

たとえば、これまでは子供が小さかったので、勤務時間の短い職場を選んでいたけれど、子供も大きくなり、もう少し収入も増やしたいなどの場合です。

こういった状況の変化に合わせて転職をすることも身近な話です。

では収入面という点で良いのはどの職場でしょうか？

それは救急部です。

忙しく、厳しく、さらにはブランクがあるとできない診療科だと思っていませんか？

実際はそんなことはありません。

私自信の体験からも言えることですが、まったく敷居の高い部署ではありません。

ほとんどの場合が、食わず嫌いに近い感じを受けます。

外から見ている分にはそのイメージはどんどん膨らむばかりで、実際に輪の中に入ってみると、そんなに他と変わることはありません。

要するに慣れだけです。

そう入っても抵抗はある方もいるとは思いますので、情報収集から取り組んでみてください！

収入面で悩み、つらいと感じているなら、視野に入れてみてくださいね。

CT室勤務経験者にお勧めの転職先はここ！

これまでは、お悩み別の転職先をご紹介してきましたが、ここではそのご経験をいかした転職先について考えてみましょう。

CT室での勤務経験をお持ちの方はどのような強みを持っているのでしょうか。

それは、検査の内容を短時間で効率よく説明するなどの能力です。

これは言い換えれば、決まった流れの業務を的確に行う能力が長けているとも言えます。

そのような強みを活かせる職場は、介護の現場です。

特にデイサービスなどの通所の施設では、入浴をしたり、食事をしたり、決められた時間の中でこなすことが多くあります。

さらに、認知機能の低下している高齢者への関りのため、いかに分かりやすく簡潔に説明するかが求められます。

そこで、みなさんの経験を活かす出番です！

丁寧かつ的確な説明で、利用者さんに不快な思いを与えることなく、日常生活を支えることができると思います。

これは、小児関連の職場でも同じことが考えられます。

例えば、保育園や幼稚園などの、小さな子供に関わる際も、この技術が活かせます。

そういった異なる視点を持って、次の転職先を検討してみるのも良いですよね。

まとめ

みなさんいかがでしたか？

興味が持てそうな転職先はありましたか？

今すぐに転職を行う気にはなれないかたも、自分の可能性を知っておくことで、前向きな気持ちになれるかもしれません。

つらいと悩んで看護師を辞めたいと感じているなら、他にも多くの選択肢が世の中にはあることを知っておいてください。

せっかく頑張って取得した資格です。

現状の悩みでそれを放りだしてしまうのは、とてももったいないです。

少し視野を広げるだけで、まったく異なる景色が見えたりするものですので、これをきっかけに、楽しく働けるようになっていただけたら嬉しいです。

一緒に楽しく看護師を続けましょう！