看護師が派遣勤務をするメリット

看護師の派遣勤務のメリットは、大まかに3つあります。

ダブルワークがしやすい

例えば…本業の病院勤務と日払い派遣と組み合わせれば、小遣い稼ぎレベルの収入が見込め、派遣だけで言えば日勤専従と夜勤専従とで組み合わせれば、昼と夜とで違う派遣先で働き、最適なダブルワークができるます。

そこまで極端ではなくても、短期間に日払い派遣を入れれば、短期間の高額アルバイトに匹敵する収入が得られます。

派遣の組み合わせ次第で収入UP

時給の高い高給派遣を選び、上手く派遣を組み合わせていけば、常勤の看護師よりも収入を上げられる可能性があります。

シフトの組み方が自由

働きたい時だけ働き、働きたくない時は派遣を引き受けなければ良い訳で、わざわざ休みを取らずとも休め、常勤やパート、アルバイトとは違う自由さが魅力です。プライベートを優先させたい人にとっては、派遣勤務はメリットが大きい働き方であり人気があります。

少し違うメリットとして、

■紹介予定派遣制度を利用できる

直接雇用前に一定期間派遣社員として働くことで、職場の様子を自分自身で体験し、自分に合った職場であるのかを直に確認できるというメリットです。新しい職場に不安があったとしても、一定期間実際に働いてみれば馴染みやすく、その後正職員として働くときにも不安は取り除けます。

■責任ある仕事をせずに済むという気楽さ

派遣であれば、委員会や会議などに出席する義務・権利を持ちません。ある意味責任ある仕事を任せてもらえないという点でデメリットに感じるかもしれませんが、気楽さで言えば大いにメリットです。残業はほぼなく、勤務終了後の時間を自由に使えるという点は大いに気楽です。

常勤で働き続けると昇給や昇進のチャンスがあり、それをやりがいに感じる人には派遣勤務は向いていませんが、その場合は上記のような紹介予定派遣制度を利用するという選択肢もあります。

看護師が派遣勤務をするデメリット

派遣先に赴任するまでは派遣先の職場環境が分からない

看護師の派遣勤務のデメリットは、通常の派遣社員と共通して、実際に派遣先に赴任するまでは派遣先の職場環境の良し悪しが分からず、運が悪いと環境の悪い職場に派遣されるという点です。

派遣元の方で派遣先の労働環境をチェックしているため、予めある程度の情報を渡してもらえますが、実際に派遣されて働いてみたら、上司が横柄、同僚との関係が淀んでいる雰囲気の悪い職場というのは有り得ます。

派遣先のチェックポイント!!

  • 常に派遣を必要としている病院か?

この場合、職場環境が悪くて人が居着かず、派遣される人員で何とかもたせている危険性があります。勤務条件や人間関係で問題が起こっていないか、派遣元にそうした危険性がないか担当者と検討した方が無難です。人手が足りていない理由をはっきりさせないと、劣悪な環境で働く羽目になりかねません。

契約満了の前に打ち切られる

上記の逆パターンとして、事業者側の正職員の人手が足りてしまい、契約満了の前に打ち切られるというデメリットがあります。派遣社員は人手が足りていない時に必要とされますが、人手が足りてくれば真っ先に切られる、これが「派遣切り問題」です。

途中で契約を打ち切られるくらいなら最初から短期契約タイプの求人を選んだ方が良く、そうならないために派遣先の状況を確認しておく必要があります。短期で始めた場合は、長期的な契約更新が出来るのか否かも同時に確認した方が良さそうです。

昇給やボーナス、昇進のチャンスはない

派遣制度全般に言えるデメリットですが、昇給やボーナス、昇進は継続して勤務を続けることで成り立つため、短期間しか職場で働かない派遣社員にはそうしたチャンスが設けられていません。こうしたデメリットを克服する方法はあるものの、単体の求人のみではデメリットを克服できる手段はありません。