臨床検査技師とは

どんな資格?

医師の指示により、患者さんの血液、尿、便、脳波など医療機関で臨床検査を行う国家資格です。医師はその検査データを基に患者さんのケガや病気の状態を判断し、治療方針を決めていきます。

以前は医師自らが検査を行っていましたが、医業の分業化、検査の高度化などにより、臨床検査技師があらゆる検査を行うようになりました。

認定先 厚生労働省
資格保有者数 資格保有者は約15万人と言われており、現在約53000人の臨床検査技師が様々な現場で活躍しています。
難易度・合格率 毎年70%前後の合格率です。

臨床検査技師の資格を活かせる職場

病院では尿や便、血液などの検体検査、超音波、脳波などの生体検査を行います。資格を活かせる場は病院だけでなく、CRC(治験コーディネーター)CRA(臨床開発モニター)として資格を活かすことが可能です。

臨床検査センターでは検体検査が中心となりますが、検体数が非常に多く、質の高い検査制度を求められます。医療機器メーカーでクリニカルスペシャリストとして活躍する方もいます。薬品、食品メーカー、研究所などで臨床検査技師として働く方もいますので、活躍の場は多岐に渡るといえます。

臨床検査技師の将来性

病気の早期発見、早期治療、治癒率を上げるために年々検査項目指示が増えている傾向があります。がん検診、生活習慣病健診など、健康な人を対象にした検査にも重点が置かれています。

今まで人の手によって行われてきた検査が自動化し機械によって行われる検査も増えてきましたが、医療技術の高度化に伴いより専門性の高い検査が求められている点で臨床検査技師の需要も高まってくるといわれています。また、最近のペットブームにより動物医療用の検査が増加しています。

臨床検査技師の資格取得者のお給料事情

臨床検査技師の平均年収は、経験、実績、勤務先などによって異なりますが、約480万円前後です。年齢別で見てみると、40代で約600万円、女性で約500万円、50代では男性で約700万円になると言われていますが、これは管理職になる年代であり管理職手当分が増額したと考えられます。

バイトやパート勤務の場合、時給は約1,600円~1,800円が相場で、出産や育児で離職していた女性がパートで臨床検査技師に復職するケースも増えています。

臨床検査技師の資格取得のポイント

受験資格 保健学系、医学、歯学、獣医、薬学系など医療系の大学の学部、臨床検査学科などの3年制の短大を修了した者、専門学校養成課程、厚生労働大臣指定の養成所を卒業した者が臨床検査技師国家資格の受験資格が与えられます。

看護師、保健師、助産師の資格を取得していても国家試験は受験できません。大学、専門学校などで必要科目を修得する必要があります。

審査方法・試験内容 筆記による試験が行われます。医用工学概論や臨床検査医学総論、公衆衛生学、病理組織細胞学、臨床検査総論などの10科目が試験内容として含まれています。
受験日程 第61回臨床検査技師国家試験 平成27年2月25日(水)
費用・会場 北海道と東北地方では北海道と宮城県、関東地方では東京都、中部地方では愛知県、関西地方では大阪府、中国地方では広島県、四国地方では香川県、九州地方と沖縄では福岡県と沖縄県に会場が設けられています。受験料は、11,300円となっています。
問い合わせ先 臨床検査技師国家資格臨時事務所
東京都中央区日本橋1丁目20番5号
詳細な情報がわかるURL http://www.mhlw.go.jp/