皆さんは、どんな看護師が好きですか?

優しくていつも笑顔で接してくれる看護師、明るい元気な声で話掛けて元気づけてくれる看護師が好きじゃないですか?

暗い顔をして口数が少なかったり、怒ってばかりいる看護師なんて嫌ですよね。

でも、自分が病気になったり怪我をした時に、ただ優しく笑顔で話しかけてくれるだけの看護師ってどうですか。そんな時は適切な処置を素早くして欲しいですよね。

患者さんに好かれる看護師とは

必要なことは悪者になってでも指導する

私たちは看護師なのですから、笑顔で優しくするだけではダメなのです。食事療法が必要な患者さんには、嫌われてもしつこく思われても適切な指導をしていかなくてはなりませんし、時には患者さんを叱ることもしなくてはなりません。

処置が必要であれば、患者さんが嫌がることでもしなくてはいけません。そんなことをしたら嫌われてしまいますよね。

しかし、看護師という職業は優しく甘いだけではいけないのです。

苦痛を素早く取り除く

私の父が入院したことがありました。父は血管が出にくい体質で、いつも看護師は採血や点滴に苦労していました。そこの病院は受け持ち制で担当看護師がいるのですが、父の担当看護師はいつもニコニコしてとても感じのいい人でした。

しかし、点滴が少々苦手のようで、父の血管になかなか点滴が出来ず何度も刺していました。ある時、発作を起こして点滴が必要になった時もなかなか入らず他の看護師に代わってもらいました。

発作を起こした時は本当に苦しかったのでとにかく早く点滴をして楽にして欲しかったので、「点滴の上手な看護師に早く交代してくれ」と思ったそうです。苦しい時にニコニコした笑顔だけでは楽にはなりませんからね。

看護師の仕事の一番は患者さんの苦痛を取り除いてあげることです。普段は笑顔で優しくても、いざとなるとテキパキ適切な処置をしてくれて安心して任せられる看護師が理想ですね。優しい笑顔と豊富な知識、それに確かな看護技術があってこそ患者さんにとってよい看護師好かれる看護師なのではないでしょうか。