再就職手当とは

早期のうちに再就職することを促進するために設けられている制度であり、雇用保険の受給資格者が基本手当について受給資格の決定を受けている中で、失業保険の給付日数も残っていることが必要です。

早いタイミングで安定した仕事に就職することで就職手当として前倒しの受給がなされることになり、お祝い金としての性質もあります。

再就職手当はどうしたらもらえるの?

●条件1
支給を受けるためには、必要な要件をすべて満たしていなければなりません。大前提として原則、雇用保険の被保険者である必要があります。

受給の手続きがなされてから7日間は待期期間となりますが、それが満了してから就職していなければなりません。あくまで就職する日の前日までは失業していると認定されていなければならず、基本手当の支給日数は所定給付日数のうち3分の1以上が残っている必要もあります。

●条件2
同じ事業所への再就職であってはならず、前職の職場と資本や人事などの面で関係があっても認められません。また、それまで3年のうちに再就職手当や常用就職支度手当が支給されている場合も支給はなされません。

●条件3
再就職先の職場でははじめから、確実に1年以上勤務することが決まっていなければなりません。その内定が出されるタイミングは受給資格が決定された日より後である必要もあり、再就職手当を申請したからといってすぐに仕事をやめることも許されません。

●離職理由で給付制限を受けている場合
求職の申し込みをして、待機期間が終了してから1ヶ月までの期間についてはまた扱いが異なります。ハローワークか、職業紹介事業者からの紹介を受けて就職していなければなりません。

再就職手当の相場はいくら?

金額についは、再就職するタイミングによって違ったものになります。そもそもの給付日数の3分の1以上が残っている時点で就職した場合は残りの支給日数の50%分、3分の2以上が残っていれば残りの支給日数の60%分が支給されます。

90日の給付日数があってちょうど3分の2となる60日が残っている時点で再就職したならば、60日の60%にあたる36日分が支給されます。ですが残りが29日のときに就職すると3分の1に満たないため支給されず、1日でも早いうちに就職したケースであるほど支給される金額も多くなるのです。

再就職手当について知っておきたいこと

●厚生労働大臣認可の看護師求人サイトからの転職でもOK
ハローワークを通じて就職しなければ支給対象にならないというようにイメージされているところもあるのですが、厚生労働大臣が許可している職業紹介者であれば問題はありません。つまり看護師向けの求人サイトなどであっても、認可を受けていれば対象となるのです。

●支給されるタイミング
自己都合の理由によって前職を退職していた場合には、手続きをして4ヶ月が経過してから支給されることになります。職場の都合であった場合ですと4ヶ月を待つことなく、すぐに受け取ることができます。

・職場都合
職場が統合や規模を縮小するなどして人員整理が行われた場合、移転によって通勤することが難しくなった場合などが該当します。そのほか2ヶ月以上にわたって給与の支払いを受けていない場合、また職場で嫌がらせを受けているなど好ましくない労働環境になっている場合も挙げられます。

・自己都合
家族に不幸があった場合のほか、介護や看護などにあたる目的で離職するケースが当てはまります。そのほか急に家庭の事情が変わったとき、また妊娠や出産、離婚などにともなう離職も含まれます。

●申請のし忘れに注意
再就職が決まってからはすみやかに自分で手続きをしなければならず、就職した次の日から1ヶ月のうちに申請書を提出しなければなりません。申請しなければ支給もされませんから、忙しい中であっても忘れないようにする必要があります。