求人媒体の比較

ハローワーク

ハローワークは求人媒体としては大変優れていますが、看護師が転職活動のための情報収集をする目的には向いていません。理由として病院や介護福祉施設の多くがハローワークに求人を載せず、独自の情報網に載せる傾向が強いからです。

また、2014年には、看護師の職場復帰を支援するために各都道府県のナースセンターへ求人情報を一元化することも決まっています。

よって、病院から病院へ、介護福祉施設へ転職したい場合、ハローワークは選択肢から除外されるというデメリットがあります。

逆に言えば、病院以外の求人(産業看護師など)はハローワークの可能性があり、地道に企業のホームページや求人雑誌を調べるよりは簡単というメリットがあります。

ハローワークの特徴まとめ
  • 医療施設の求人数には難あり
  • ナースバンク(ナースセンター)と一元化へ
  • 一般企業の求人は出回る可能性あり

日本看護協会ナースバンク

ナースバンク(ナースセンター)とは、日本看護協会が運営している無料の求人紹介所です。簡単に言えば、ハローワークの看護職版のようなもので、病院勤務の看護師さんなら看護協会主催の研修の案内があったり、身近な存在という方もいるかもしれん。

各都道府県にナースセンターを設けていて、直接出向いて職業紹介を受けることができる他、インターネットでの求人案内も行っています。(eナースセンター)

ナースバンクでは、一般的な病院やクリニックなどの求人情報が手に入りやすいです。ただし、注意しないといいけない点として、病院以外の仕事情報は見つからないこと、また、看護師求人サイトと同じく求人が多く集まっていますが、その情報から自分で条件を絞って職場を探していくため、情報の収集・整理が大変です。その他、病院以外のお仕事については情報が少ないです。

日本看護協会ナースバンクの特徴まとめ
  • 研修・セミナーなどで身近な存在
  • 病院の仕事に関する情報量が多い
  • 各都道府県に必ず案内所があるため、地方の転職活動もしやすい
  • 情報収集及び情報の整理が大変

看護師求人サイト(転職支援サービス)

看護師求人サイトの最大のメリットは、転職支援にあります。仕事探しから面接対策、退職手続きなどとにかく面倒なことが多い転職活動ですが、看護師求人サイトを利用した転職活動なら、コンサルタントによるアドバイスを受けながら転職活動を進められることができます。

具体的には、

  • 自分の条件に一致する求人を代行して探してくれる
  • コンサルタントによる応募書類のアドバイスや添削
  • 面接の付き添い(地域や運営会社によってない場合もあります)
  • 転職希望の職場との条件交渉の代行
  • 退職の手続き、入職準備のお手伝い

などになります。これら全て無料のサービスです。

こういった転職支援のサービスをメリットと感じる方は多いのですが、逆に、全部一人でやりたいという方には向いていないかもしれません。

その他のメリットとしては、求人数及び求人の種類が多いのも特徴です。特に、高収入、夜勤なし、一般企業や学校、保育園、健診機関など、条件が良かったり、人気の集まる施設など絶対数が少ない求人情報も扱っていることです。

ただし、会員登録制なので、無料会員にならないとこういった貴重な情報は得られません。無料会員になっておくことで特別デメリットはないのですが、登録した時点で、求人案内などのメールや電話があったりします。下手に何サイトも登録すると求人案内がうっとうしくなるので注意してください^^;

人気求人を非公開(登録しないと詳細が分からない)に設定しているのは、応募が殺到してまともな審査が出来なくなることを避けるためです。求人サイト側は情報を独占して利用者を増やし、仲介料を得られるというメリットがあり、登録する求職者は貴重な情報収集ができ、求人情報を載せる側は人を絞って選べます。このように、三者三様にメリットがあるからこそ、需要が伸びているようです。

看護師求人サイトの特徴まとめ
  • 転職支援サービスで転職活動がスムーズになる
  • 好条件の人気求人が集まっている
  • 病院以外の仕事の情報も多数集まっている
  • 無料会員にならないと非公開求人が見れない

看護師求人サイトの選び方

看護師求人サイトの需要が伸びている分、看護師求人サイトの数は年々増えています。そのため、どの求人サイトを利用しようか悩んでしまった場合は、出来るだけ大手のナースフルやナース人材バンクなどの求人サイトを使うことをおすすめします。

大手の看護師求人サイトを選ぶべき理由

1.経験値の高いキャリアコンサルタント
大手企業が運営している看護師求人サイトは、リクルートのナースフルのように、看護師以外の人材紹介も行っていることが多いため、経験のある質の高いキャリアコンサルタントが多くなっています。

2.医療施設の取材など、情報収集量が優れているため、離職率の高い求人を扱っていないことが多い
求人先の調査はかなり重要で、求人のイメージと実際の職場との落差を防ぐことができます。

看護師求人サイトの利用方法

看護師求人サイトの利用方法は大まかに2通りあります。まず1つめ求人情報の検索と閲覧です。サイトによっては正式に登録した会員だけが閲覧できる非公開求人を扱っており、この貴重な情報を得られるのが最大のメリットです。2つめは求人サイトに登録することでコンサルタントと相談し、自分以外の視点から求人情報を分析するという利用方法です。

求人選びのコツ

求人選びのコツは、大まかに3つあります。

1つは出来るだけ同時に複数の求人に応募すること、内定が決まったからと言って必ず就職しなくてはならない決まりはありません。内定を断ることは可能であり、自分に有利な求人を複数選んでおき、同時に応募するのです。

2つ目はその求人を載せた病院やクリニックのホームページをチェックすることです。注意点としてホームページの出来が良いことがそのまま求人の良さを意味する訳ではありません。離職率が高いため、人を集めようとホームページに力を入れている可能性があるからです。ホームページはあくまで情報のひとつにしておいて情報収集していき、イメージどおりの職場かどうか確認していくのです。

3つ目はあまり大勢の意見を聞き過ぎないこと、自分だけで判断するのが得策ではありませんが、意見が多すぎると判断しにくくなります。どの求人が良いのか、自分の判断と少数の意見とを照らし合わせていきましょう。相談相手はその人自身を良く分かっている人を選ぶのがコツです。求人サイトではコンサルタントも良い相手となります。求人票の読み方などをアドバイスしてもらえるため、力強い味方となってくれます。