仕事をするときに時計は欠かせませんね。普通に時間を知る以外に、看護師として患者さんに何か問題が起こった時にそれがいつ起こったのか何分後にはどうなったかなど時間を確認しなくてはいけない場面が良くあります。

そんな時、時計を携帯していないと正確な時間が分からなくて困ります。場合によってはその後の治療に影響することもあります。その他に患者さんの脈拍や呼吸数を測ったりするときにも必要ですね。

いつも携帯していないと困る時計ですが、必ずしも腕時計である必要はありません。

定番は「ナースウォッチ」

ナースの仕事用に作られた携帯用の時計もあります。ナースウォッチと呼ばれるもので、腕に付ける腕時計ではなくユニフォームに付けるもので、手に取って見た時に文字盤が自分から見やすいように工夫されているものです。

クリップ型やカラビナ型などいろいろな形のものがあります。腕時計でもナースウォッチでも共通していえることは文字盤はデジタルでなくアナログの針式が断然使いやすくてお勧めです。デジタル式はパッと見て時間が見えづらく仕事用には不向きです。

アナログで針式のもので秒針が付いていて文字盤が大きく見やすいものが良いですね。秒針が付いていない時計も持っていますが、やはり仕事の時は秒針が付いていないと不便なので仕事をするときは秒針が付いているものを使います。秒針がないと脈拍や呼吸を測る時や点滴の敵数を調整することが出来ないからです。

時計のデザインも重要!

もちろん好きなデザインを選ぶのは自由ですが、仕事で使うとなるとちょっと気を付けないといけない点があります。

腕時計の場合ベルトがありますが、私はベルトは出来ればメタル製のものより革のベルトの方がいいのではないかと思っています。

看護師の仕事は直接患者さんの肌に触れる機会も多く時には寝ている患者さんの体の下に手を入れて介助をすることもあります。そんな時メタル製のベルトでは肌に触れた時に金属特有の冷たさを感じますし、何より肌を傷つける危険がありますよね。

しかし、中には革製のベルトは手を洗うときに濡れて染みてしまうとか、仕事の性質上いろいろなものが付着する危険があるので衛生的ではないという意見もあります。衛生上や安全性の問題から腕時計の着用を禁止している病院も多いようです。

そんな時は腕時計をポケットに入れておくかユニフォームに装着型のナースウォッチを使用しなければなりません。禁止されていなくても腕時計は着用しないでポケットに入れている、という人も結構います。

あると便利な「防水機能」

看護師は手洗いする回数がとても多いですが、腕時計をしていると洗うときに濡れるので外して洗う人が多く着け外しが面倒で普段はずっとポケットに入れたままにしているという話を聞きます。

そんなこともあるので腕時計を選ぶときは防水機能が付いていると便利です。手を洗うときに濡れることを気にしなくて済みますし、手洗いをするとき以外でも仕事中何かの拍子に腕時計に水がかかっても大丈夫ですから。

チェーンの長さに気をつけよう!

ナースウォッチの場合はユニフォームに付ける位置によってチェーンの長さにも気を付けないと使いにくくなってしまいます。

腰のポケットにナースウォッチを付けていると、点滴の滴下数を調整するときに点滴の近くまで時計が届かないので不便です。胸のポケットに付けていても患者さんの脈拍を取る時に患者さんの腕の近くまで時計が届かないので困ります。

長く伸びるリールやコイルが付いていると便利ですね。自分がどんな場面でナースウォッチを使うことが多いかを良く考えて付ける位置などを決める必要がありますね。

まとめ

腕時計でもナースウォッチでも仕事用とプライベート用はきちんと分けて使うのが良いと思います。特に腕時計は仕事で使っているものを着用したまま帰宅しがちですが、それは避けた方がいいと思います。

看護の仕事はどこでどんな汚染されたものに触れているかわかりません。汚染されたものを自宅に持ち込まないようにするためには、仕事で使ったら服を着替えるのと同じように腕時計も外して仕事専用にしておくのが良いと思います。

腕時計やナースウォッチなど看護師が仕事で使う時計は、アナログで秒針が付いていて文字盤が見やすく防水機能があるものがお勧めですね。夜間でも使えるよう蛍光機能が付いていれば尚いいと思います。