私が看護師になったころは、まだ看護師のシンボルであるナースキャップが主流でした。看護学生の時は、先輩型の戴帽式に感動し、とても憧れていました。いざ自分の番の時は嬉しい気持ちとともに、責任感や使命感にかられていたのを思い出します。

ナースキャップがあった時代は、髪の毛をポニーテールにしてくるっとお団子にし、毛先をクリップで止めてナースキャプで隠すようにしていました。

わりと雑に髪をまとめて扱っても、ナースキャップで見えなかったので、前髪が長ければピンでとめるなどすると、キッチリ感が出て見栄えが良かったです。

しかしナースキャップが廃止になったときは、後ろ髪ををなんとかしなくてはいけなかったので、みんなで髪型をどうするか相談したのを覚えています。

病院側からは、肩につくぐらいの長さの人は、必ず一つにまとめること、また前髪は目にかからないように、切るかピンでとめるように言われていました。

ただし、ポニーテールはダメで、必ず毛先をピンでとめるか、ネットを使用するように注意されていました。たしかに、ポニーテールのままだと、患者さんのケアをする時に、髪が患者さんに触れる可能性があり不潔になるのと、処置の邪魔にもなります。

私は、髪の長さがセミロングぐらいでしたので、よくヘアゴムとピンを使ってお団子にしていました。前髪は、横にながしていたので耳にかけて、その毛先は下を向いたときに落ちてこないようにピンで固定していました。

最初は、慣れなくて朝の出勤を10分早めて髪をまとめる時間にあてていましたが、そのうちできるようになり、シュシュを使ったり、あまり華美にならないバレッタを使ったりしていました。

大切なポイントは、清潔感があり、動いてもバラバラと髪が落ちてこないようにしっかりとまとめることだと思います。友人で、サラサラのストレートロングヘアーの人がいましたが、時間がたつと後れ毛が出てきて、師長によく注意されていました。

そういう方は、ワックスを使ったりしてなるべく髪が落ちてこないようにしたほうがいいですね。女性は、おしゃれもしたいですので、派手ではないビーズがついたピンやクリップを使ったりして楽しむのも良いですね。