新人看護師でも休暇をとりたい!

「新人のうちに休暇をとるなんて・・・」「休暇をとりたいなんて言ったら先輩にどう思われるか心配」なんて悩んだりしていませんか?

病棟の空気や違う病院などと比べると、もしかして自分の職場は休暇が取りにくいのかも、と感じたりしますよね。

新人看護師のみなさん、自分の希望する休暇がとれていますか?休暇がとれず、心身ともに疲れが溜まってきていませんか?

ここでは、休暇が取りにくい職場で働いている新人看護師さんのために、その悩みをどう解決したらいいのかまとめてみました。

新人看護師ほど休暇は大事!

新人看護師のみなさんは日々の業務を覚えるのに毎日四苦八苦していると思います。

頑張っているのに成果がでない、気をつけているのにミスを連発してしまう、などの悩みも絶えず出てくる時期がありますよね。
 
新人のうちは毎日の仕事の流れや技術を覚えるだけでも精一杯!その中でも休みを返上しての勉強会だったり、症例発表などにも参加しなければいけないことも山ほどあります。

仕事だけでも手一杯で勉強会プラス自宅での勉強・・・新人のうちは休みという休みがないのが現状です。しっかり休暇をとらないと頭がパンクしてしまいますよね。

十分な休暇がとれず、勉強勉強の毎日で心も体もしんどくなってきます。ストレスが溜まるとミスも起こしやすくなりますし、勉強どころではありません。

だから、新人看護師ほどしっかり休暇で心も体も休めてリフレッシュし、次の目標にとりかからないといけないのです!

私が新人時代に身をもって実感した「休暇」の大切さ

私自身、一番最初に配属された病棟がすごく忙しく、目が回るような環境で「新人のくせに休暇をとるなんて!」という先輩ばかりの病棟でした。

休暇をとらないのが当たり前、新人看護師はみんなそうだといい聞かされ日々一生懸命働いていました。

1週間のうちに1日休みはありましたが、その休みの日も勉強会が入っていたり新人同士でのグループワーク、症例作成などをやらなければいけませんでした。

休みの日も朝から病棟に行き、カンファレンスルームで夕方まで過ごす、そんな状態で遊びにいけるわけもありません。

私含め新人看護師たちは目に見えて疲労が溜まっていきました。

3、4ヶ月ほどたったころ、新人が一人、また一人と退職していき、新人看護師は2人だけになってしまいました。

ある日、会議が行われ「新人の教育の仕方を見直す」と方針が変更されたようでした。

私ともう一人の新人看護師はその時期から休暇がとりやすく働きやすくなったので、泣いて喜びストレス発散しながら日々の業務や勉強に取り組めるようになりました。

新人看護師が連休や休暇を取るにはどうしたらいい?

上でお話した私の体験談では、新人が辞めてから病棟の方針が改善されました。でも、そうなってからでは遅いのです!

どうしたら新人看護師でも休暇がとりやすくなるのかをまとめたので参考にしてみてください。

直属の上司や話しやすい先輩に相談してみる

職場にもよりますが、直属の上司やプリセプター、または話しやすい先輩に相談してみましょう。

プリセプターは新人看護師の技術面での教育係だけでなく、精神面でのフォローをするのも大事になってくるので、相談する相手としてはプリセプターが一番いいかもしれません。

相談の仕方も重要です!「遊びにいきたいので休暇がほしいです」「遠征のライブにいきたいので連休がほしいです」など正直に言ってしまうと、(仕事をなんだと思っているの?!)なんて思われてしまうかもしれません。

プリセプターや先輩に相談できたら次は師長に相談!

上記のとおり、プリセプターや先輩に相談した後に「師長さんにも相談してみます」と言ってから病棟師長に相談しましょう。

新人らしく謙虚で誠実な態度は忘れたらダメですよ!

「新人の身で恐縮なんですが、仕事を覚えるのに必死になりすぎて最近しんどくなってしまいました。」「申し訳ないんですけど、来月に2連休いただいて少し心身ともに疲れをとりたいのですが・・・」という素直な気持ちで相談してみてくださいね。

どうしても改善されないときは転職を考えよう!

自分の考えや状況を相談しても変わらないようでしたら転職することをおすすめします。

新人のうちに転職なんてできるの?と考えてしまうかもしれませんが、受け入れてくれる病院は多数あります。

休暇がとれないとストレスが溜まり、最終的に自分が壊れてしまう可能性だってあるのです。たかが休暇をとれないぐらいで、と思わずに一つの手段として考えてみてくださいね。

まとめ

新人看護師のくせに休暇なんて・・・と思われることも多いでしょう。しかし、新人看護師だって一人の人間。先輩と同じように休暇をとる権利だってあるはずです。

思い悩んでストレスが溜まり、ミスを連発。病棟に居づらくなってしまう。となってからは遅いですよ!
思い切って上司や先輩に相談してみましょう。それが一番大切だと思います。

それでもうまくいかない場合は「転職する」という手もあることを忘れないでください。転職は逃げではありません。一つの手段です。

新人看護師のみなさん、休暇がとれる病棟でリフレッシュしつつ日々の業務や勉強を頑張って立派な一人前の看護師を目指しましょう!