新人看護師の皆さんは、看護師としての生活がスタートして人間関係に悩んでいませんか?

看護師になると、先輩看護師や同期の新人看護師、患者さんなど多くの人とかかわって仕事をしていく必要があります。そのため、人間関係に悩む新人看護師は非常に多いです。

人間関係を構築するのは非常に大変ですよね。しかし、中には先輩看護師や同期の新人看護師、患者さんから悪口を言われたり無視されたりしている方もいるのではないでしょうか。

大変な思いをして看護学校で多くのことを学び国家試験に合格し、あこがれの看護師になることができたと思います。

しかし、周りから自分が悪口を言われていることに気が付くと、とっても落ち込んでしまいますよね。

先輩看護師や同期の新人看護師、患者さんに悪口を言われていることに気づいて落ち込んでいる新人看護師さんは、どうすればいいのか紹介します。参考にしてくださいね。

悪口を言われていると気づいたときにまず考えること

まずは、悪口を言われていると気づいたときに考えるべきことについてみていきましょう。

自分の発言・行動を見直す

周りの人に自分の悪口を言われていると気が付いたとき、とってもショックで落ち込んでしまうでしょう。

しかし、落ち込んだままにしておくのではなく、今までの自分の発言や行動を見直すようにしてください。

もしかすると、あなたが無意識のうちに相手に対して冷たい態度をとっていたり、相手の嫌がることをしていた可能性があります。

相手に対してこのような言動をしていたとすると、あなたが悪口を言われてしまうのは残念ですが当然かもしれません。

非常にショックだとは思いますが、今までの自分の言動を振り返り、人間関係を再構築するチャンスだと考えるようにしましょう。もし、あなたに何か悪いところがあると気付くことができたのであれば、今後は注意していくようにしてくださいね。注意すると今後は悪口を言われなくなりますよ。

相談をする

自分に何も心あたりがなく、ひどい悪口を言われる場合は、所属する部署の上司に相談するようにしましょう。

悪口を言っているのが先輩看護師や同期の新人看護師の場合、注意をしてくれます。また、なぜ悪口を言うのか確認してくれることもあり、あなた自身の行動を改善することにもつながるのではないでしょうか。

患者さんに悪口を言われている場合、あなた自身の改善すべきところを一緒に探してくれるでしょう。また、あまりにも患者さんの悪口がひどい場合は、その患者さんとかかわらなくていいように受け持つ部屋などを調整してくれますよ。

自分に自信を持つ

皆さんは、自分に自信を持つことができていますか?新人看護師の場合、どのようなケアや処置に関しても経験が乏しいです。そのため、表情が硬くなってしまっていたり、表情から緊張が感じられることもあるでしょう。

しかし、このような表情を患者さんは見逃しません。すぐに「この人は新人看護師だ」と見抜いてしまいます。

多くの患者さんは、自分の担当が新人看護師だったとしても何も言いません。しかし、中には新人看護師に対して冷たい態度をとったり、ほかの患者さんと悪口を言ってしまう患者さんもいるのです。

私も新人看護師のころ、とある患者さんに「あんたはイヤ。私のケアをしないで」と言われたことがあります。非常にショックで上司に相談をすると、「あなたはケアをするときに自信がなさそうな顔をしている。それが気に入らないんじゃない?」と言われました。

それから、どの患者さんにどのようなケアや処置をするときも、できるだけ笑顔で自信を持つようにしました。すると、患者さんに悪口を言われなくなりましたし、ほかの患者さんからも「あなたを見ていると元気が出る」と言ってもらえるようになりましたよ。

不安や緊張があるのは新人看護師ですので当然です。しかし、笑顔で過ごすだけで、患者さんからの印象が良くなりますよ。

どんな新人看護師が悪口を言われやすいのか

新人看護師が悪口を言われる場合、何か原因がある場合がほとんどです。

新人看護師が悪口を言われる原因を紹介しますので、当てはまるものがあれば改善してください。

  • 勉強をしない・言われたことをしない
  • 説明を聞かない
  • 覚えようとする意欲が感じられない
  • 言い訳ばかりする
  • 雑務を避ける
  • 敬語を使えない

当てはまるものはありませんか?

新人看護師が悪口を言われて落ち込んだときはどうすればいい?

悪口を言われていることに気が付くと落ち込んでしまいます。しかし、落ち込んでいても状況は改善しませんし、患者さんに対して適切な看護を提供することもできません。

落ち込んだときはどうすればいいのか見ていきましょう。

割り切って関わる

周りの方から悪口を言われていると気が付くと、非常にショックですよね。できるなら「悪口を言ってくる人たちとは関わりたくない」と感じるでしょう。

しかし、看護師という仕事の性質上、先輩看護師や同期の新人看護師と全くかかわらずに過ごすことはできません。

イヤでも報告・連絡・相談をする必要があります。患者さんも同様で、部屋持ちを回避できたとしてもナースコールの対応はしなければなりませんよね。

できれば、悪口を言っている人とも割り切って関わるようにしましょう。仕事の時だけ関わればいのですから、最低限の付き合いをしてみてはいかがでしょうか。

「仕事の時だけ関わればいい」と考えながら仕事をしていると、次第に気分が楽になりますよ。

休みの日は好きなことをする

悪口を言われていることに気が付くと、毎日大きなストレスを感じますよね。精神的に休まることがなく、つらい思いをしているでしょう。

しかし、新人看護師という立場ですので、なかなかほかの人に相談できないということもあるのではないでしょうか。特に、あなたの悪口を言っているのが先輩看護師だと、どうしていいかわからない状況になってしまいますよね。

仕事のときは大きなストレスを感じていると考えられますので、休みの日は好きなことをしてリフレッシュするようにしましょう。うまくリフレッシュできると、「これからも頑張ろう」と前向きな気持ちになることができますよ。

こんなときは転職を検討しましょう

「悪口を言われたくらいで転職なんてしたくない」と感じる新人看護師の方もいるでしょう。しかし、場合によっては転職を検討したほうがいいです。

例えば、上司に相談しても改善がみられないだけでなく、あなたへの風当たりが強くなる場合、勤務している病院はブラック病院の可能性が考えられます。

中には、「あなたが悪いんだから、仕方ないじゃない」というだけで、何もしてくれない病院に勤務している方もいるかもしれません。

このような病院で勤務を続けていても、看護師としてのやりがいを感じることはできませんし、ストレスが溜まっていくだけです。

「新人看護師なのに転職なんてしたくない」という気持ちもわかりますが、これからも看護師として成長していくためにも転職を検討してみてはいかがでしょうか。

最後に

自分が悪口を言われていることに気が付くと落ち込んでしまいますよね。しかし、「今こそ自分が成長するチャンス!」と前向きにとらえ、今までの自分の言動に問題がなかったか見直してみましょう。

自信がないことが相手に伝わると、それだけでも悪口を言われる要因となってしまいます。自信をもって看護を提供できるようになりましょうね。