内定通知が届く時期と形式

看護師の転職、就職において内定の知らせが届く時期は、書類審査や面接を受けてから、早い場合では2、3日、遅くとも1週間程で合否の連絡が入ります。看護師を採用するほとんどの医療機関では、最初の連絡は電話やメールが多いようです。

その後、郵送で内定承諾書や入職に関する書類が送られてきます。しかし、医療機関の規模や、雇用形態など状況によっては書類の取り交わしがない場合もあるようです。

内定の返事をするときの注意

電話での内定通知の返事

電話で内定の連絡があった時に、内定を承諾する場合、別の医療機関を検討しているなどから辞退を考えている場合 、他の医療機関で面接試験の最中など状況によっては対応が違ってきます。

承諾する場合を除き、その場で即答せず内定のお礼を述べてから、返事を待ってもらうことが可能か尋ねると良いでしょう。

内定承諾

内定を承諾する場合は、「お忙しいところご連絡いただきましてありがとうございます。ぜひとも内定を承諾させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします」など内定のお礼を述べます。

その後、採用に関する連絡事項や内定承諾書の送付などの説明があります。不明な点がある場合はその場で確認しても良いでしょう。

内定の辞退

内定を辞退する場合は、後日改めて電話で辞退する方が良いでしょう。メールなどでの辞退は不作法になりかねません。

電話での返答は、「お忙しいところ申し訳ございません。この度は内定の通知をいただき大変お世話になりました。自分なりにいろいろ考えた結果、個人的な事情もあり、申し訳ございませんが内定を辞退させていただきます。大変ご迷惑をおかけすることとなり申し訳ございませんでした」などど、まずは病院に対して迷惑をかけたことをお詫びします。

また、内定先の気持ちを考慮して謝意を示し、辞退の理由は具体的な内容を言わずに個人的なことなど漠然とした内容にとどめます。

メールでの内定通知の返事

メールで内定通知が来た場合も、メールで返答せず、まずは電話で連絡を入れる方が望ましいでしょう。

内定通知書が郵送で送られてきた場合の返事

内定の通知は電話の場合もありますが、直接、内定通知書を郵送で送付する場合もあります。その場合も、まずは電話で通知が届いたことを連絡しお礼を述べて承諾の旨を伝えることもできます。

また、辞退する場合は電話で伝える他にも手紙を書くケースもあります。手紙の場合は、内定先に迷惑をかけないようできるだけ早く出すことが大切です。お世話になった謝辞を示し、辞退の理由、最後に内定先の発展を祈念する一文で締めます。文面は迷惑をかけ申し訳ない気持ちを表現することが大切です。

内定の返事の期間

内定先から返事はいつまでになど期日を指定される場合もあります。いずれにしても内定先に迷惑がかからないよう、返答期日までに返答することや期日を指定されていない場合なら3日以内には何らかの返答が望ましいでしょう。

返事が1週間、10日となると入職する意思がないとみなされて内定取消になる場合もあります。

内定承諾書の書き方

内定承諾書は、内定通知書と一緒に送ってくる場合や、承諾後に郵送するケースなどさまざまです。医療機関によっては、承諾書以外にも健康診断書やその他の提出書類もあります。送られてきた書類を確認し、必ず期限内に提出しましょう。

また、内定通知書以外にも労働契約、労働条件などの雇用条件が記載された書類も同封されています。内定承諾書を送付する前に、雇用内容の不明な点や面接で聞いた条件と異なっていないかしっかり確認します。不明な点がある場合は人事課や担当者に問い合わせることも必要です。

内定承諾書は、内定先の医療機関が用意した様式が送付されますので、住所や氏名、捺印などの記載のみが多いようです。他にも、在職証明書や年金手帳、給与振込先の口座番号、源泉徴収票などが求められることもあります。

全ての書類がそろったら送付状や添え状を同封して郵送します。医療機関によっては、電話などでの口頭のみでの確認のケースもあります。口頭のみの場合では、雇用条件などに間違いがないか確認することが大切です。