求人へ応募するにあたって面接を受ける際、必ず最後に逆質問をすることのできる時間が設けられています。

急に尋ねられると戸惑ってしまうこともあるため、あらかじめ質問しておきたい内容について用意しておくと安心です。

用意しておく質問はどんなもの?

質問は5つは用意

5つ程度は考えておくと無難ですが、実際にそれだけの質問をする時間は通常用意されていません。

それでも面接の間で用意していた問いに対する答えとなる話がなされる可能性もあり、結局逆質問の時間に尋ねることがなくなってしまった…と言うことになりかねませんから多めに準備しておくのです。

具体的な質問の内容

はじめから募集要項で記載されている内容について尋ねることは、厳禁です。すでに説明されている事項でということになりますから、十分な情報収集をしてきていないと判断されてしまう可能性があります。

コミュニケーションの広がりを考えて

「はい」や「いいえ」といった返事だけで回答が終了してしまうような質問では、あっさり質疑も終わってしまいます。質問するにあたって表現の仕方を工夫するなど会話がふくらむようにする意識が必要です。

例えば、具体的な事例を挙げてこのような場合にどうするのか?といったかたちで質問すると、ある程度のまとまった回答が期待され印象に残るやりとりともなります。

質問の具体例

境遇が近いスタッフの勤務状況

結婚している場合や子育てをしている場合ですと、やはり同じような状況にある同僚がどのように働いているのかが気になるところです。

既婚者が働きにくいということであると、長く勤めにくい可能性もあります。まだ子どもがいないとしても将来的な妊娠や出産のことも考えれば重要な点であり、入職した場合の働き方について知るためにも結婚を控えている段階から確認しておきたいところです。

キャリアを持っているスタッフの勤務状況

将来的なキャリアアップを考えた上で転職しようとする人も多く、認定看護師や専門看護師を目指している場合やすでに資格を取得している場合には実際に勤務している資格保持者の働き方も知っておきたいところです。

求人元としても仕事への意欲を持っている人材を求めているため関連する質問も歓迎されますし、働く側にとってもキャリアアップを果たした上で活躍することのできる可能性が分かれば仕事へのモチベーションが高まります。

考えた方が良い質問

給料について

収入の面が切実な悩みとなっている人も少なくないのですが、最初からそればかりを求めている様子が面接のときに伝わってしまうと印象としてはマイナスです。

もちろん働く上では大切なことですから全く質問してはいけないということはないですが、尋ね方について工夫しなければなりません。

待遇について

特に子どもがいる場合では休日のことなども気になるところですが、必ずこれだけの休みが欲しいといったアピールが過剰になってしまうと仕事より待遇はかりを望んでいるように思われてしまいかねません。

やはり希望があるならば気をつけて話を切り出す必要があり、優先順位としては本当に最後の質問といったタイミングが適切であるかもしれません。

逆質問で大切なこと

応募してきた人が希望している仕事の内容など、採用にあたってもお互いの望んでいる条件をすり合わせる必要があります。職場としても高い関心を持っていることを確認したい狙いもありますから、質問はしっかり準備しておくことがベターです。

また、あらかじめ尋ねようと思っていたことと別に、面接中に話を聞いていた中でよく分からなかった点があれば突っ込んで確認しましょう。「特にない」と答えてしまえば職場として興味がない、魅力に感じていないといったようにも思われてしまいます。