在職中の転職活動の流れ

転職活動をする時間

当然ながら、看護師として日常の勤務をしながら転職活動も進めていかなければなりません。シフトの休日を活用し、または仕事が始まる前や終わった後といった空いている時間で新たな職場を探すことになります。

簡単ではない

忙しい医療現場で勤務しているわけですから、空いている時間といっても転職活動だけに充てていることは出来ず大きな制限もあります、そのような中で求人情報を収集し、良いものがあれば応募し面接へ臨むこととなりどうしても自力で職場の情報を得ることが難しいこともあります。

となれば、転職支援サービスなどを利用することも有効な方法です。

退職後の転職活動の流れ

すでに退職しているということで転職活動には十分な時間をかけることができ、あせらず情報を吟味して職場を絞り込んでいくことができます。

納得のいく職場探しとなる可能性はそれだけ高まり、良さそうな求人元があれば応募し、すぐに採用選考を受けることも可能です。

求職中に必要なこと

転職活動中の身分

新たな職場が決定するまでには、1ヶ月から3ヶ月程度がかかることもあります。その間は仕事をしていない無職の期間ということになるため、役所で必要な諸手続きをしなければならず、市区町村によってその方法も多少違っていますから問い合わせる必要などもあります。

年金関係の手続き

結婚していて次に入職するまで旦那さんの扶養を受けるということであれば、旦那さんの勤務先において3号被保険者の手続きが必要です。

国民年金へ加入する場合には、退職してから14日以内に手続きを済ませなければなりません。

税金関係の手続き

転職が年をまたぐかどうかで手続きに違いがあり、前職を退職した年のうちに再就職が決まれば新たな職場で年末調整が行われます。年内の転職が叶わなかった場合には、自分で確定申告をしなければなりません。

在職中と退職後の転職比較

在職中に転職活動をするメリット

仮に転職活動が思うように進まないとしてもその間に失業する心配はなく、給料も普通に支払われていますからお金のことを心配する必要はありません。

また、キャリアとして無職になった空白期間がありませんから、応募先からの印象も良好なものとなります。

在職中に転職活動をするデメリット

仕事をしていることから十分に転職へ向けて時間を割くことができず、気持ちの面でも余裕がありますから新たな職場を探そうというモチベーションが低くなりがちです。

また、退職が決まってからは業務に支障がないよう引き継ぎを済ませなければなりませんから、そのあたりで転職先への入職が遅れてしまう可能性もあります。

退職後に転職活動をするメリット

仕事をしていないために転職活動へ制限なく時間をかけることができ、早く職場を見つけたいということで集中力もモチベーションも高い状態が維持されます。採用が決まった場合にも、すぐに勤務することが可能です。

退職後に転職活動をするデメリット

収入はなくなるためにある程度の蓄えもなければ生活もひっ迫するおそれがあり、そういったことから焦って希望に見合っていない職場を選んでしまう可能性もあります。また、無職の期間が長くなってしまうと面接に際しても印象を落としてしまいかねません。

有給休暇を上手に利用!

転職活動は在職中にしても退職後にしても、それぞれメリットとデメリットがあります。職歴に空白期間がなければ理想的ですが、仕事をしながらの職場探しには気持ちのゆとりもなくなりがちです。

有給休暇の取得日数が残っているならば、すべて消化した後に退職日を設定することも可能です。取得状況によって1ヶ月近くの日数が残っている場合もありますから、それを転職活動へ充てるという方法もあります。

休暇中は終日を転職活動に費やしつつ、もちろんお金の心配をする必要もありません。その上籍は前の職場に残っていますから、履歴書にも在職中であると記載することができます。