デスクワークの看護師求人の条件に該当する仕事例

看護師が担当する仕事の根幹は看護ですが、理想的な看護を提供するためのアプローチとしてはデスクワークも含まれています。ただこれは、あくまでも看護業務の一部ですが、看護記録に時間を費やす、さまざまな書類を作成するなどパソコンを使用することもあるでしょう。

コールセンターの仕事

近年では、看護師にとって活躍することのできる場が増えてくるにつれて、完全なデスクワークだけに携わる看護師求人というものも見られるようになりました。その最たる例が、コールセンター系の仕事です。

大手企業を中心とした一般企業における顧客からの問い合わせやクレームに対応するカスタマーセンター、あるいは企業の製品やサービスなどについて販売促進にあたる営業部門としてのコールセンターなどが数を増やしてきた中で生まれてきた仕事です。

高齢化が進んで人々に健康面の不安や疑問が多くなる中、医療機器のメーカーや健康食品の販売会社などで顧客対応にあたるコールセンターを設けるケースが増えてきたのです。そこでオペレーターを担当するスタッフとして、医療的な知識や経験を多く持っている看護師は有能なスタッフとして活躍することができます。

商品の問い合わせなどに対応する職場のほか、健康相談から時には緊急の通報までに対応する職場などもあります。

医療関連データの入力の仕事

より事務的なデスクワークとして、医療関連のデータ入力といった仕事もあります。近年になって電子化が進んだカルテはパソコンを使って入力することが当たり前になってきていて、その入力作業やデータ管理を担当するカルテスーパーバイザーといった職種も生まれました。

看護師としてのスキルと一定レベルのパソコンスキルがあれば、大いに役立てることができます。

関連して現在または今後、カルテの電子化を進めていくという医療機関では、紙媒体のカルテについてデータ入力をする作業も発生しています。ただこの場合は、期間が限定されての仕事になる可能性も否定することができません。

デスクワークの看護師求人を探すときのポイント

看護師としてデスクワークにあたる看護師求人を探すにあたっては、純粋な看護業務に携わっている場合と異なった分野のスキルも必要とされることに気をつけなければなりません。

パソコンスキル

ポイントとしてはまず、仕事をする機会のある多くの職場においてパソコンスキルを求められるということが挙げられます。

一般的な医療現場においてもIT化は進んでいて、パソコンの導入も当たり前のことになっていますからこれは当然です。どうしても不得意ということであれば、どこかで時間を見つけてタイピングの基礎やワード、エクセルの基本的な操作程度は身につけておきたいところです。

そのほか、データ入力系の仕事は標準以上の入力スキルを持っていることが望ましくなります。勤務時間のすべてをデータ入力へ費やすことになりますから、エキスパートとしてのレベルが求められることになるのです。

ワープロ検定やMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などの資格を取得していれば、採用選考にあたっての大きなプラス要素にもなるでしょう。

電話対応スキル(マナースキル)

コールセンターにおける勤務であれば、それに加えて電話応対のスキルも求められます。

最近のコールセンターではオペレーターそれぞれがパソコンに向かい、電話の受発信ソフトを用いてやりとりをしています。そこで会話をした内容などは、通話しながらパソコンにも履歴として残しておくのです。

一般的な外来や病棟などでの勤務でも電話応対をする場面はありますが、職場外の人に応対するような機会はそれほど頻繁にはありません。職場の側でもそういったことは踏まえてスタッフを採用しているのですが、一般的な電話応対のマナーは専門書なども用いて勉強しておきたいところです。

専門的な話題になれば、持っている知識から自然に対応することができるようになるでしょう。